旗の台も「木になる駅」に…東急電鉄、池上線の木質化リニューアル第2弾

鉄道 企業動向
旗の台駅(池上線ホーム)のリニューアル後のイメージ。2019年春頃の完成を目指す。
旗の台駅(池上線ホーム)のリニューアル後のイメージ。2019年春頃の完成を目指す。 全 3 枚 拡大写真

東京急行電鉄(東急電鉄)は11月21日、旗の台駅(東京都品川区)をリニューアルすると発表した。同社が池上線で行っている「木になるリニューアル」の第2弾。多摩地区で生産された木材(多摩産材)を使用する。2019年春頃の完成を目指す。

現在の旗の台地区には1927年7月、目黒蒲田電鉄(現在の東急電鉄)大井町線の東洗足駅が開業。同年8月には池上電気鉄道(現在の池上線を運営)の旗ヶ岡駅も開業した。戦後の1951年に大井町線と池上線の交差部に両駅を移設して統合。旗の台駅に改称された。

東急電鉄が今回リニューアルするのは旗の台駅の池上線の施設。多摩産材を使用して老朽化したホームの屋根を建て替えるほか、待合室も改修する。駅舎の改修も予定されている。同社の広報部によると、池上線のホームにある木造のベンチも今回のリニューアルで更新するという。リニューアルに際しては「平成29年度東京都森林・林業再生基盤づくり交付金事業」の補助を受ける。

池上線では2016年、戸越銀座駅が「木になるリニューアル」によってリニューアルされ、多摩産材を用いたホーム屋根などが整備された。池上駅も構内踏切の解消などを目的にした駅ビルの開発が計画されている。今年10月には運賃無料化のイベントが行われており、東急電鉄は同線の活性化に向けた取り組みを強化している。

《草町義和》

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