死亡ひき逃げ事件を起こした男、飲酒運転の発覚逃れか

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26日午前2時40分ごろ、熊本県菊池市内の国道387号で、道路を歩いていた男性が軽乗用車にはねられる事故が起きた。男性は収容先の病院で死亡。クルマは逃走したが、警察は後に運転していた男を逮捕している。

熊本県警・菊池署によると、現場は菊池市大平付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。34歳の男性は徒歩で道路を歩くか、横断していたところを交差進行してきた軽乗用車にはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡。クルマはそのまま逃走したが、警察では現場に散乱していた破片から車種を特定。同市内に在住する49歳の男から任意で事情を聞いていたが、容疑に関与したものとして自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

事故から任意聴取までに約5時間の開きがあるが、男の呼気からは酒気帯び相当量のアルコール分が検出されているという。聴取に対しては「怖くなって逃げた」などど供述しており、警察では飲酒した場所や量、時間の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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ひき逃げ事件の場合、「怖くなって逃げた」というのはお決まりのフレーズだが、逃げる理由には「事故を起こした」という単純な恐怖以外の要因もセットになっていることが多い。

一番多いのは「免許を失う」だろうか。その「運転免許を失う」という恐怖を増す理由は、「飲酒運転」や「速度超過」、そしてすでに免許を有していない「無免許運転」、もしくはこれらの複合となる。逃げた方が罪は重くなるのだが、恐怖のためにそこへの考えが及ばないのか。

《石田真一》

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