今度は経団連会長出身会社で品質データ改ざんが発覚、東レ子会社がタイヤコードで不正

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東レは、子会社の東レハイブリッドコード(THC)が製造するタイヤコードなどの品質データを改ざんしていたと発表した。経団連会長の榊原定征氏は東レ出身で、神戸製鋼所の品質データの改ざんなどを批判していた。

東レによるとTHCが本社工場で生産するタイヤコードなどの補強材について納入先であるタイヤメーカー、自動車部品メーカー、抄紙用フェルトメーカーなどに納入する際の品質検査で、納入先と取り決めである品質データ数値を149件で不正に書き換えていた。改ざんしていたのは2008年4月から2016年7月までで出荷先は13社。

東レでは、規格外の測定結果を規格内に書き換えた製品の品質は、規格値からの乖離がわずかで、規格内製品と実質的な差は無いと考えているとしている。納入先には現在、順次報告している状況で、これまで報告したうち「性能上及び製品安全上の問題があるとの指摘は受けていない」としている。

一方、書き換えを含む不正行為が再発しないように、2016年10月からTHCの品質保証体制を改めたとしている。

また、東レグループ全体で同様のケースがないか調査の徹底と精査を行っているが、現時点で法令違反や製品安全上の問題のある案件は見つかっていないとしている。

《レスポンス編集部》

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