実はほとんど見えていない?---気づかれなかった歩行者はねられ死亡

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27日午後6時40分ごろ、兵庫県新温泉町内の国道178号で、徒歩で道路を横断していた高齢女性に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。女性は死亡。警察はクルマの運転者を逮捕している。

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夜間の見通しが悪い区間での死亡事故。運転者は「横断する歩行者の存在に気づかなかった」としているようだ。

歩行者からは「ライトで照らされているのだから、自分は見えている」と考えてしまいがちだが、歩行者が考えるほど光は届いておらず、走るクルマからは周囲の状況がほとんど見えていないということは認識しておいた方がいいだろう。

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兵庫県警・美方署によると、現場は新温泉町浜坂付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。85歳の女性は徒歩で道路を横断していたところ、交差進行してきた乗用車にはねられた。

女性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因でまもなく死亡。クルマを運転していた同町内に在住する51歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。女性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は夜間の見通しが悪い区間。聴取に対して男は「暗くて横断者の存在に気づかなかった」などと供述しているようだ。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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夜間の見通しが悪い区間での死亡事故。運転者は「横断する歩行者の存在に気づかなかった」としているようだ。

歩行者からは「ライトで照らされているのだから、自分は見えている」と考えてしまいがちだが、歩行者が考えるほど光は届いておらず、走るクルマからは周囲の状況がほとんど見えていないということは認識しておいた方がいいだろう。

《石田真一》

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