JR東海在来線初のホームドア…金山駅で実証試験 2018年1月31日から

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金山駅に設置されるホームドア試作機のイメージ。2018年1月から実証試験が始まる。
金山駅に設置されるホームドア試作機のイメージ。2018年1月から実証試験が始まる。 全 1 枚 拡大写真

JR東海は12月13日、東海道本線の金山駅(名古屋市中区)でホームドアの実証試験を2018年1月31日から行うと発表した。同社が在来線にホームドアを設置するのは、これが初めて。

実証試験では、ホームドアの試作機を東海道本線の上り線ホームに1カ所だけ設置。8両編成が所定の位置に停止した場合、設置位置は最後部の車両の中間ドア部分になる。

試作機の大きさは全長が約9.2m。開口部の幅は在来線では最大級の約4mとし、ドア位置が異なる複数の車両に対応できるようにした。ドア開け操作はセンサーを使うタイプで、列車の編成車両数と停止位置を検知して自動的に開く。ドア閉め操作は車掌により行われる。

まず営業列車がいない状態での実証試験を2018年1月31日から3月下旬まで実施。ドアの開閉速度や検知機能の確認を夜間に行うほか、車掌の訓練も行う。営業列車での試験は3月下旬から秋頃まで行われる予定だ。

JR東海は2016年12月、在来線ホームドアの開発計画を発表。金山駅は「今後5年程度で設置することが目標」とし、刈谷駅も「駅改修工事を行う計画について、市と協議中であり、この改修工事に合わせて設置する方向」としていた。JR東海は今回、「試験結果を踏まえ、金山駅の東海道本線ホームにできるだけ早く設置することを目指します」としている。

《草町義和》

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