人工筋肉を使った歩行トレーニング装置、ブリヂストンなど開発へ

自動車 ニューモデル モビリティ
歩行トレーニング装置
歩行トレーニング装置 全 3 枚 拡大写真

ブリヂストンは12月15日、東京医科歯科大学生体材料工学研究所の川嶋健嗣教授と共同で、シニアの健康増進に貢献する歩行トレーニング装置の開発を開始したと発表した。

【画像全3枚】

今回開発する歩行トレーニング装置は、ブリヂストンが開発している空気圧式ゴム人工筋肉と、川嶋教授が開発しているシステム制御技術を活用。ユーザーの体に装着した人工筋肉で歩行動作をアシスト、あるいは負荷を与える内骨格型のトレーニング装置となる。

空気圧式ゴム人工筋肉は、マッキベン型と呼ばれるタイプのもので、ゴムチューブとその周りの繊維を筒状に組み上げた補強層で構成。ゴムチューブの中の空気を加減圧することにより伸縮し、筋肉のような動きができる。今回開発した空気圧式ゴム人工筋肉は、同社がタイヤやホース開発で培ってきたゴムや補強繊維の技術を応用。モーターなどの駆動装置と比べて軽く、柔軟であるため、人工筋肉を用いることで、ユーザーの体への負担が小さいトレーニング装置をつくることが可能となる。

歩行トレーニング装置は、シニアの健康増進を目的とした体力向上トレーニングに活用することを想定し、すでに試作機も完成。2018年には、実用化に向けた実証試験を開始する予定だ。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  5. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る