パッと見は痛車、れっきとした峠仕様のトヨタ 86…東京オートサロン2018

自動車 ニューモデル モーターショー
東京オートサロン2018 群馬トヨタ自動車 TOYOTA 86 Hill Climber
東京オートサロン2018 群馬トヨタ自動車 TOYOTA 86 Hill Climber 全 8 枚 拡大写真

フードに美少女キャラクターが大きく描かれ、パッと見は痛車のような『86』だが、実はこれ群馬の峠を軽快に走り回れるようにカスタマイズされた、れっきとした峠仕様の86。群馬トヨタ自動車が1月12日に幕張メッセで開幕した東京オートサロン2018で公開したものだ。

【画像全8枚】

『TOYOTA 86 Hill Climber』と名付けられたカスタマイズカーは、ディーラーの出品車両だけに、市販パーツのみを装着して公道を走れる仕様になっている。

群馬トヨタ自動車 GR Garage 高崎ICの中島淳一GRコンサルタントは「群馬のワインディング、峠を楽しく走れるようにしようということで造った。東京オートサロン向けにワンオフの部品を使うというのではなくて、誰でも気軽にチューニングができるような車両に仕上げている」と語る。

装着パーツは「吸排気系がレボリューションのコンポジットマフラーやSSエキゾースト、インダクションボックスなど、足回りにはキャロッセのクスコスポーツTN_Sを使っている」とのことで、「インダクションボックスを装着するためにちょっと加工したくらいで、それ以外のパーツは通常の作業でカスタマイズできる」としている。

また「カスタマイズでは大口径のホイールが結構流行っているが、どうしてもワインディングは路面状況がいろいろあるので、18インチの扁平タイヤだと、いきなりスポンと抜けたりすることもあるので、うちでは純正サイズの16インチで設定している」という。

TOYOTA 86 Hill Climberの装着タイヤはポテンザのアドレナリンRE003(205/55R16)で、「ブレーキもスリットローターとパットの交換だけで十分なストッピングパワーがでる。16インチのままにすることで、ランニングコストも抑えられる」と中島氏は解説する。

中島氏によるとTOYOTA 86 Hill Climberのキャラクターラッピングを除いたパーツの装備総額は約200万円で、工賃は30万円程度。「いきなりフル装備しなくても、インダクションボックス、ビッグスロットルを付けてコンピューターまでというのは最終的には後回しにして、ノーマル車で不満な部分、ブレーキだったり、アブソーバーとかを段階的にカスタマイズしていくこともできる」とのことだ。

ちなみにTOYOTA 86 Hill Climberのフードに描かれている美少女は、GR Garage高崎ICのオープンに際して群馬トヨタが造ったオリジナルキャラクター「G.U.M.B.A.(グンバ)」のメンバーのひとり島野マコで、高崎はるな学院高校の生徒という設定になっている。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る