ブリヂストンがゴム成分含有の木「グアユール」を商用化へ…イタリア企業と戦略的提携

自動車 ビジネス 企業動向
組織の中にゴム成分を含む低木、グアユール
組織の中にゴム成分を含む低木、グアユール 全 1 枚 拡大写真

ブリヂストンの米国子会社、ブリヂストン・アメリカスは2月12日、イタリアのベルサリス社との間で、戦略的な提携を結ぶと発表した。

今回の戦略的提携は、グアユールの商用化が目的。グアユールとは、組織の中にゴム成分を含む低木で、米国南西部からメキシコ北部の乾燥地帯が原産。ベルサリス社では、持続可能な環境に貢献する技術開発に取り組んでいる。

この提携は、ブリヂストンのグアユール農業技術や加工プロセス技術における強みと、ベルサリス社の持つ商用化に向けたプロセス構築や市場開拓に関するノウハウを結びつけるもの。両社は共同で、グアユールの商用化に向けた研究開発を推進していく。

具体的には、最新の遺伝子技術を駆使して、より生産性の高いグアユール品種の開発を目指す。さらに、この提携を通して、グアユールの加工技術が米国アリゾナ州のブリヂストングループの研究施設で最適化されることで、グアユール由来の天然ゴムの品質改善や収穫量増加を見込んでいる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. テスラが社名変更、エネルギー事業拡大へ
  2. ホンダ『シビック』、米国初のハイブリッドは200馬力…「タイプR」以外では最強
  3. ジープの小型SUV『アベンジャー』、PHEVの「4xe」を間もなく発表へ
  4. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  5. 水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
  6. “10年先を行く”究極のハイパフォーマンスホイール、レイズ『グラムライツ 57NR』の技術革新と魅力の全貌PR
  7. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  8. VWの小型ミニバン『キャディ』、改良新型を生産開始…5月末ドイツ発売へ
  9. KGモーターズ、超小型モビリティの車名を『mibot』と発表
  10. EVジェネシス、曲がる太陽電池を搭載した3輪車の実証実験開始
ランキングをもっと見る