メルセデスベンツを擁するダイムラーは2月24日、中国の自動車大手、浙江吉利控股集団がダイムラーの全株式の9.69%を取得し、筆頭株主になったと発表した。
ダイムラーの全株式の9.69%を取得したのは、浙江吉利控股集団を率いる李書福会長。ダイムラーによると、李書福会長が、ダイムラーの長期的な投資家になるという。
浙江吉利控股集団は、スウェーデンのボルボカーズの親会社として知られる。2017年には英国のスポーツカーメーカー、ロータスカーズも傘下に収めるなど、拡大路線を歩んでいる。
なお、ダイムラーは中国において、北京汽車(BAIC)と合弁会社、北京ベンツを設立し、メルセデスベンツ車を現地生産。ダイムラーは、北京汽車が中国での強力なパートナーであることに変わりはない、としている。