東京R&DがFCトラックを製作、2018年度より公道実証実験へ…FC EXPO 2018

エコカー EV
東京R&Dと関連会社のPEUS EVが製作したFCトラック。いすゞエルフがベースだ。
東京R&Dと関連会社のPEUS EVが製作したFCトラック。いすゞエルフがベースだ。 全 5 枚 拡大写真

東京R&Dと関連会社のPUES EVは、FC EXPOでエルフをベースにしたFCトラックをFC EXPOに展示した。

【画像全5枚】

東京R&Dと言えば、レーシングカーから試作車まで様々な車両製作を請負うエンジニアリング企業で、PUES EVはEVを受託開発する企業であるが、FCVはこれまで聞いたことがなかった。

「これまでもユニットの開発は行ってきましたが、車両1台を製作したのは、これが初めてです」と説明員。この「FCVエルフ」は、これから福岡市で実証実験に使われるそうだ。

燃料電池スタックはカナダのHYDROGENICS社製のものを使用し、モーターはPUES EV製のDCブラシレスで30kWを2基採用。水素タンクは70MPaの36Lを3本搭載している。

事業計画としては2016年からの3カ年計画で、1年目の2016年度は基本設計と性能試験を行い、2年目となる2017年度は車両開発と製作を行ったそうだ。つまり、車両はまだ完成したばかり。4月からの2018年度は、公道での実証実験によって実用性を検証し、量産システムの検討を行うと言う。目標は従来のディーゼル車の1.75倍となる燃費性能だ。

福岡市では下水の浄化工程で発生するメタンガスから水素を取り出す実証実験も行っており、水素生成時にもCO2を出さないクリーンなエネルギーであることから、さらに環境負荷を下げる効果が期待できる。

このところ急速にEVトラックの注目度が高まっているが、充電時間やバッテリーの劣化などハードに使う商用車ではまだまだ課題も多い。一足飛びにFCVへと移行するのも非現実的ではなさそうな気がしてくる。

この実証事業で成果が得られれば、次の段階として冷蔵車や塵芥車などの車両展開も考えられているそうだ。

《高根英幸》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「マツダさん、みんな待ってるよ」次世代ロータリースポーツの登場にファン期待、SNSでは議論飛び交う
  2. 純正の配線につなぐだけ、三菱『デリカミニ』日産『ルークス』用「アイドリングストップキャンセラー」発売
  3. 民事再生中のEVモーターズ・ジャパン、EVバス事業をイクヨに譲渡
  4. アウディ『A2』がEVで復活へ!…“早すぎた名車”は電動化時代に成功できるか?
  5. 見えない死角を一掃! 駐車も後席確認もラクになる「サポートミラー」[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  4. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  5. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
ランキングをもっと見る