ダイムラー、中国北京汽車のEV子会社に出資…新エネルギー車事業を強化へ

エコカー EV
北京汽車(BAIC)グループの子会社、北京新能源汽車(BJEV)の公式サイト
北京汽車(BAIC)グループの子会社、北京新能源汽車(BJEV)の公式サイト 全 1 枚 拡大写真

メルセデスベンツを擁するダイムラーは3月8日、中国合弁パートナーの北京汽車(BAIC)グループの子会社、北京新能源汽車(BJEV)に出資し、株式の3.93%を取得すると発表した。

北京新能源汽車は2009年に設立。中国政府が普及を後押しするNEV(新エネルギー車)を開発する目的で、北京汽車グループが設立した。北京新能源汽車は、中国有数のEVメーカーの1つとして、新エネルギー車とその構成部品の研究開発、生産、販売、サービスを手がけている。

今回、ダイムラーはこの北京新能源汽車への出資を発表。ダイムラーは出資により、新エネルギー車の分野における中国の消費者のニーズに対する理解を深めていく。

すでにダイムラーは、北京汽車との戦略的提携関係の強化に乗り出している。ダイムラーと北京汽車の中国合弁会社で、メルセデスベンツを現地生産している北京ベンツの工場に、新たな投資を行い、製造設備を更新。EVなどの新エネルギー車の生産に備えている。

中国政府は自動車政策として、新エネルギー車の普及を目指している。具体的には、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)を2020年までに、200万台普及させるのが目標。新エネルギー車の販売の割合も、2025年までに2割へ引き上げることを狙う。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る