【WRC 第3戦】メキシコでのトヨタ勢は「困難な週末」に直面、最高8位…王者オジェが今季2勝目

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
#7 ラトバラはトヨタ勢最上位の8位でフィニッシュ。
#7 ラトバラはトヨタ勢最上位の8位でフィニッシュ。 全 8 枚 拡大写真

世界ラリー選手権(WRC)第3戦が8~11日にメキシコで開催され、個人6連覇を目指す王者セバスチャン・オジェ(フォード・フィエスタWRC)が今季2勝目をあげた。「ヤリスWRC」で戦うトヨタ勢は苦闘、今回はヤリ-マティ・ラトバラの8位が最高だった。

今年最初のグラベル(非舗装路)戦メキシコ、トヨタ勢(TOYOTA GAZOO Racing WRT)は3台ともにトラブルやアクシデント等でリタイア~再出走という経緯を辿る展開になり、最終的には#7 ラトバラの8位が最高という結果にとどまった。#9 エサペッカ・ラッピは11位、#8 オット・タナクは14位(いずれもラリー終了時点の総合順位)。

ただ、最終日の3つのスペシャルステージ(SS=競技区間)ではいずれもトヨタ勢がトップタイムを記録しており、明るい材料も得られたようだ。チーム代表のトミ・マキネンは「ラリー序盤に技術的な問題が起こってしまったことは残念ですし、非常に困難な週末ではありましたが、ポジティブなかたちでラリーを締めくくることができました」と語り、次戦以降の反撃を見据えている。

メキシコ戦を制したのは2013~17年ドライバーズチャンピオンの#1 セバスチャン・オジェ(フォード・フィエスタWRC)。開幕戦以来の今季2勝目となった。2位は#6 ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)、3位は#10 クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)。トヨタ以外の3大チームが表彰台を分け合う結果となっている。

久々のWRC参戦となった2004~12年チャンピオン、#11 セバスチャン・ローブ(シトロエンC3 WRC)が一時首位に立つなど、衰えぬ技量とスピードを発揮したのもメキシコ戦のトピックだった。パンクがあるなどして最終結果は5位。ローブは次戦にも出場する予定だ。

次戦第4戦はフランスのコルシカ島が舞台のターマック(舗装路)戦「ツール・ド・コルス」。4月5~8日に開催される。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. V8エンジン搭載のレクサスセダン『IS500』がクライマックス! 950万円の特別仕様を発売
  5. 晴れた日の洗車が愛車を傷つける! “夏洗車”の落とし穴と対策~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る