BMWは国内初披露の3車種に注目が集まる…東京モーターサイクルショー2018

モーターサイクル 新型車
BMWは国内初披露の3車種に注目が集まる(東京モーターサイクルショー2018)
BMWは国内初披露の3車種に注目が集まる(東京モーターサイクルショー2018) 全 34 枚 拡大写真

3月23日から開催されている東京モーターサイクルショー2018のBMW Motorradのブースで見つけた注目のバイクを取材してきたので紹介しよう。

10年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたFシリーズ

国内初お披露目となったのはフルモデルチェンジを果たしたFシリーズの『F750GS/F850GS』。GSのネーミングを冠していることからも分かるとおり、アドベンチャーツアラーの最新モデルとしてデビューした。およそ10年ぶりとなるFシリーズのフルモデルチェンジは、エンジンや駆動系、さらにはフレームといった基本的なメカニズムを一新。装備関連にいたるまでをリニューアルし、さらに魅力を高めたFシリーズとして生まれ変わった。

注目の新エンジンは両モデルともに853ccのパラレルツインを搭載。270度クランクを採用して、ツインエンジンならではの鼓動感をより強く感じられるのが特徴。エンジンを始動したときのエキゾーストサウンドは先代モデルとはかなり異なる存在感のある音に仕上がっているそうで、さらにスピードを乗せていくとウルトラスムーズなエンジンフィーリングを感じるのもBMWらしい乗り味が楽しめるそうだ。

メーター類にTFT液晶モニターを装備したのもトピック。すでに『R1200GS』に設定されている同装備だが、スピードメーターや車体情報などのインフォメーション画面はもちろん、スマホとブルートゥース接続すれば専用のアプリ(BMWコネクティッド)を使ってナビなどの機能を活用できるのも魅力。反射が少なく見やすい画面もライディング中の視認性を考えられた作りで実用的で便利そうだ。

スポーティ感満点のミドルサイズスクーター

もう一つの国内初お披露目モデルとなったのがミドルサイズ・スクーターの『C400X』だ。新開発した350cc単気筒エンジンとCVTを組み合わせたパワートレインとコンパクトなボディを備えた扱いやすいモデル。スポーティは走行フィーリングを狙ったのも特徴。ヒラヒラと軽快なハンドリングで走りを楽しめるのもこのモデルの魅力。走りを楽しむスクーターという狙い通りの性能を引き出している。

デザイン面ではLEDヘッドライトを装備するフェイスが印象的。採用した異形デザインは同社のアドベンチャー系モデルのフェイスを思わせる造形で、新世代のスクーターに似つかわしい外観デザインも特徴となった。

また装備にもいくつかの注目ポイントがある。そのひとつがシート下に装備されているフレックスカーゴと呼ばれる装備。これは駐輪時にシート下のカーゴスペースを拡張してヘルメット程度の収納スペースを確保できるメカニズムを搭載。走行中は折り畳んでリアホイールのトラベル量をスポイルしないというアイデア装備なのだ。さらに、BMWの各モデルに続々搭載が進んでいるTFT液晶モニターも搭載。車両情報からスマホ連携まで、多彩なインフォメーション環境を作れるのも魅力だ。

重量級のロングツアラーなど多彩なモデルを展示

並列6気筒1.6リットルエンジンを搭載するKシリーズ。そんなKシリーズの最新作としてブースに展示されたのは『K1600 Grand America』だ。パニアケースとウインドウスクリーンを備えるバガースタイルのモデルとしてラインアップされている「K1600 Grand B」に加えて、トップケースを備えた充実装備のロングツアラーだ。殊能装備はもちろん、6気筒エンジンによるスムーズな走りなど、ロングツアラーの素質をフルに備えたモデルとなった。355万円というプライスも頷けるスペシャルなモデルとなった。

その他にもBMW Motorradブースには数多くのバイクが出展されていた。フルカーボンフレームを採用したスーパースポーツである『HP4 Race』は215馬力を発揮するエンジンを搭載したピュアレーシングマシンだ。さらに『R nine T』などのボクサーツイン、さらには『S1000RR』などの4気筒スーパースポーツ、そして最小排気量となる『G310』(313cc)などバリエーションにとんだ展示で、幅広いユーザーにアピールするブースとなった。

《土田康弘》

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