NTN、ラジアル軸受の生産拠点を和歌山に新設

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和歌山製作所完成予想図(左上)とラジアル軸受(右下)
和歌山製作所完成予想図(左上)とラジアル軸受(右下) 全 1 枚 拡大写真

NTNは3月23日、和歌山県橋本市にラジアル軸受の生産を行う新拠点「(仮称)和歌山製作所」を新設すると発表した。

ラジアル軸受は、モータなどの回転軸を支える部位に使用され、回転する際の摩擦を減らすことで、軸のなめからな回転と、エネルギーの損失の低減に貢献する。近年、自動車市場では油圧制御の電動化や電気自動車(EV)シフトが急速に進展し、ラジアル軸受にも、低摩擦や低振動、長寿命など、高付加価値商品の市場ニーズが増加。また、産業機械市場でも景気回復を受け、同社アルテージシリーズをはじめとする高付加価値商品の需要が増加している。

NTNでは、和歌山製作所の設立により、これまで日本各地に分散していたラジアル軸受の生産を再編成するとともに、高付加価値商品の生産を同製作所に集約する。また、和歌山製作所ではスマートファクトリ化を推進し、資材投入から加工・出荷までの一連の工程をIoT・AIシステムで最適化・自動化する、高い生産性を有する新設備を導入。長寿命化や装置コンパクト化などの市場ニーズに適合した新商品への対応や試作納期の半減、さらには生産リードタイムを従来比で1/3に短縮し、高品質な商品を世界へスピーディに供給していく。

和歌山製作所は2018年7月から順次着工し、2019年6月から量産を開始する予定だ。

《纐纈敏也@DAYS》

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