新車でも新車のにおいがしないボルボ、そのわけは…インターペット2018

自動車 ビジネス 国内マーケット
記念撮影コーナー
記念撮影コーナー 全 6 枚 拡大写真

ペット用品・フードの一大イベント「Interpets」(インターペット)のボルボのブースは、2018年日本カーオブザイヤーを受賞した『XC60』と、2017年RJCカーオブザイヤー・インポートを受賞した『V90』の2台をデモカーとして展示していた。

XC60は、とくにペット仕様というものではないが、ボルボカーズジャパンでは、今年のヒットモデルということでの展示。主に飼い主向けだ。対してV90はリアカーゴスペースに専用ケージを装着している。SUVということもあり、愛犬といっしょにドライブやキャンプに行くというシチュエーションの装備となる。ケージは、XC60と『V40』以外のモデルなら、取り付け可能だ。

用品としては3輪のペットカートや室内用のベッド、リードなどが展示されていた。しかし、展示だけ見ると、他社のようにペット専用のアクセサリやグッズなどはあまり豊富ではない。そのあたりをブース担当者に聞くと、スウェーデンでは、犬などのペットを飼うのは非常に自然で、とくにボルボオーナーは犬を飼っている人が多い。つまり、専用グッズの有無にかかわらず、飼っている犬は自分のクルマに乗せるのは当たり前ということだ。旅行や移動でも、まさに家族同じに犬も同乗する。そんな文化を表しているという。

そのため、日本でも本国でもボルボのショールームは「ペット禁止」といった概念はなく、来客にコーヒーなどを振る舞うのと同様に、犬の飲み水も用意され、フードを食べさせることもできるようになっている。また、子どもや犬も乗る車の内装から有害物質や余計なにおいがしないように、設計や製造で接着剤を使わないように気を使っているそうだ。

ボルボの新車は、新車なのに新車のにおいがしないのが特徴だそうだ。

確かに嗅覚が人間の100万倍、1億倍ともいわれている犬にとって、新車の塗料、素材、接着剤のにおいは本当は気になるものかもしれない。人間でもにおいで酔ってしまう人もいるくらいだ。この点は重要かもしれない。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型マツダ『CX-5』発表に「先代よりマッチョ」「今風になった」など反響! 注目はサイズとインテリア
  2. レクサスの新境地を開くか...『ES』に「スポーツクロス」導入の噂
  3. スバル初の小型EVクロスオーバー『アンチャーテッド』、7月17日発表へ
  4. 何が変わる? 国交省が自動車整備の「事業規制」を見直し…知っておくべき7項目
  5. ほんと? マツダ『CX-5』新型、価格は350万~420万円か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る