JR東海にスイス製の新型レール削正車…レール表面を削る保守車両 4月11日から

鉄道 企業動向
およそ11億円をかけて新たに導入されるスイス製のレール削正車。
およそ11億円をかけて新たに導入されるスイス製のレール削正車。 全 2 枚 拡大写真

JR東海は4月5日、在来線用の新型レール削正車を4月11日から使用開始すると発表した。

レール削正車とは、走行しながらレールの表面を削る保守用車両で、JR東海の在来線では列車本数が多い東海道本線や中央本線で夜間帯に走らせている。

列車が通過すると、レールは、その状態変化により表面に傷が発生しやすくなるため、長持ちさせるには定期的に削る必要がある。そのためレール削正車は、下部に搭載した複数の砥石を高速回転させて、レールの表面を削ることができるようになっている。

レール削正車を製造しているメーカーとしては、横浜市に本社を置くヨシイケ科研機器、アメリカのハラスコトラックテクノロジー、スイスのスペノ・インターナショナルがあるが、今回、JR東海に導入される新削正車は、スペノ・インターナショナル製で、制御装置の改良により砥石をレールへ押しつける力をアップさせることで、レール削正時の速度が従来車と比べて3km/hアップした8km/h程度になっているという。

これにより、1時間あたりの削正可能距離は、これまでの1.5倍となる300mに向上するとしている。
『e燃費』は、Amazonギフト券が当たる、燃費についての意識に関するアンケートを…

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  5. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る