歩道走行の自転車が歩行者をひき逃げ、逃走阻止の目撃者にも暴行して逮捕

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歩道を走行していた自転車がバス停にいた高齢女性をひき逃げし、重傷を負わせる事件が起きた。逃走する自転車を抑止した男性も暴行被害を受け、警察は自転車に乗っていた高齢の男を逮捕している。

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7日午後4時30分ごろ、京都府京都市北区内の国道367号で、歩道を走行していた自転車が高齢女性に接触する事故が起きた。女性は重傷。自転車は逃走しようとしたが、警察は抑止しようとした目撃者を暴行した容疑で男を逮捕している。

京都府警・北署によると、現場は京都市北区小山北上総町付近で片側2車線の直線区間。自転車は歩道部分を走行していた際、バス停にいた84歳の女性と接触する事故を起こした。

女性は転倒して骨折などの重傷を負ったが、自転車は女性を救護することなくそのまま逃走。事故を目撃していた54歳の男性が50mほど追いかけて自転車を抑止。乗っていた左京区内に在住する72歳の男へ現場へ戻るように促したが、男は男性の顔面を平手で数回に渡って殴打した。男性にケガはなかったが、男は通報を受けて駆けつけた同署員が暴行の現行犯で逮捕。女性に対しする過失傷害やひき逃げなどの容疑でも調べを進めている。

現場は交通量の多い区間。歩道は歩行者の往来も多かった。警察では自転車側に安全確認の怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は地下鉄の北大路駅に近い場所で、歩道の通行量も多い区間だった。自転車側としては「たいしたことない」と思っていたのかもしれないが、被害者は重傷を負っており、しかも逃走を阻止しようとした目撃者を暴行したことで「悪質」とみなされてしまったようだ。相手は負傷しておらず、逮捕容疑の暴行が起訴の対象になるかは微妙なところだが、それが自転車だったとはいえ、重傷ひき逃げの罪は免れられないだろう。

《石田真一》

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