DeNAがタクシー配車アプリのサービス開始…スマホの時代、スマホ前提でAI活用

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タクベル発表会
タクベル発表会 全 7 枚 拡大写真

ディー・エヌ・エーは4月19日、AIを活用したタクシー配車アプリ「タクベル」のサービスを神奈川タクシー協会と共同で、神奈川県の横浜および川崎地区で開始した。2018年夏までには神奈川県全域にまでサービスを拡大するという。

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タクシー配車アプリはすでに既存のものが複数存在し、実際に運用もされているが、ディー・エヌ・エーの中島宏執行役員は同日に横浜市で開いた発表会で「日本で展開されているタクシー配車アプリは残念ながら諸外国と比べて必ずしも使い勝手が良いとは言い切れない。例えば配車決まった後にしか配車時間がわからない。これは既存のアプリが電話配車を前提としたシステムの上にアプリを付け足した考え方で提供されてしまっているためで、これまでの電話でタクシーを配車するという体験を超えるようなサービスを提供することが非常に難しかったのが現状」と指摘。

その上で「スマホがタクシー利用者の手元にある時代において、スマホを前提とした新しいタクシーの乗り方という体験を実現していかなければいけない。(タクベルは)既存のアプリではなかなか実現していなかった体験、課題となっていることはすべて解決した状態でサービスが提供できる」と強調した。

具体的な機能は「非常に簡単な操作で、一番近くのタクシーがスピーディーに配車される。到着前に目安の時間がわかる上、到着通知も来るので無駄な待ち時間がない。すべてのタクシーメーターと連携が実現しているのでネット決済でスムーズな支払いができる」と中島宏執行役員は解説。

また「成果課金型の料金体系のためタクベル導入に際しての初期費用が不要。既存のタクシーメーターとの連携も完全に図っているので乗務員に負担もかけない」など事業者側にもメリットがあるという。

さらにタクベルは、タクシー車両から収集したプローブデータを始め、気象や鉄道など公共交通機関の運行状況、周辺地域でのイベントなど各種データをもとにAIが解析した需要予測システムを2018年中に追加導入する計画。

同システムは乗務員へ個別に走行ルートをリアルタイムで推奨することができるのが特徴で、「タクシー客を探すスキルをAIがサポートすることで、乗務経験が少ないドライバーでも、しっかり売り上げを増やせる可能性を広げられる。その結果、タクシー乗務員の募集がしやすくなる」と中島氏は語る。

発表会に同席した神奈川タクシー協会の伊藤宏会長は「車両のリアルタイム表示や全車対応のネット決済等の機能の搭載や、今後も追加機能が随時搭載される予定で、まさに県下統一推奨アプリとして、利用者に対して画期的に利便性を向上させたサービスが提供できると確信している」と期待を寄せた。

さらに「タクシー業界の最大の課題は労働力の圧倒的な不足」とした上で、「需要予測を始めとしたITサービス機能により、未経験者でも効率的な営業が可能となり、若年労働者を迎える労働環境整備が急速に整いつつある。その点でもタクベルが起爆剤になる」とも話していた。

《小松哲也》

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