社内にテストラボを出張レンタル? トラキャンベースの電波シールド車両が登場[訂正]

自動車 ニューモデル 新型車
メディカル・エイトが製作した電磁シールド車両。
メディカル・エイトが製作した電磁シールド車両。 全 4 枚 拡大写真

テクノフロンティア(18~20日、幕張メッセ。主催:日本能率協会)の会場内にキャンピングカーを発見、トヨタ『カムロード』ベースの本格的なトラキャン(トラックベースのキャンピングカー)だ。しかし、何だか様子が違う。

【画像全4枚】

出展していたメディカル・エイドの古林剛さんに尋ねてみると、これは内部に電波を遮断した部屋をもつ電波シールド車両なんだとか。

同社は電磁波をシールドするMGネットを開発し、ペースメーカーを装着している人を高周波電磁波から守る防護服を作ることからスタートし、ベストやエプロンなどの電磁波防護製品を販売してきた。

航空機の機器やクルマの車載部品などは、電波による作動の影響や、それ自身が発する電磁波の大きさなどが規格化されている。またスマホのアプリやゲーム、あるいはアクセサリーなどのハードウェアを開発する現場は、通常の使用環境よりも電波状況が悪く、EMC(電磁不干渉)対策のためにシールドルームによる検証や試験が欠かせないのだとか。

しかし社内にシールドルームを持っている企業はまだまだ少なく、テストラボなどのレンタルスペースを借りて検証しても、その場で改良などの対策をするには時間不足となることも多いのだそうだ。

そこで開発したのが、この電波シールド車両という訳だ。車体後部の室内をステンレス板で覆い、出入り口はステンレスメッシュで扉を作った部屋に仕立てている。これにより大幅に電波や電磁波を遮断した環境で、開発や検証ができるのである。

シールドルームを持っていない企業が敷地内にこのクルマを停めるだけで1週間単位で利用できる。価格はレンタルのシールドルームの3分の1程度と格安なのが強みだ。しかもシェアしてもらうことも可能なので工業団地の空きスペースに停めておいて、複数の企業が交代で利用することもできる。

キャンピングカーをベースとしていることで、十分なスペースが確保できるだけでなく、休憩スペースとしても利用できる。テストラボと比べ、増車して需要に対応しやすい。アイデアもののレンタルシールドルームはITベンチャーにも喜ばれそうだ。

<訂正> 当初、電磁シールド車両の一部にMGネットが使われているように書きましたが、使われておりません。おわびして訂正いたします。また展示会場での説明の表現が修正されたのにともない、記事の表現も書き換え再出力いたしました。ホンダは4月20日、今夏発表を予定している新型軽キャブバン『N-VAN(エヌ バン)』に関する情報をホームページで先行公開し…

《高根英幸》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ルーミー』が10年ぶりの刷新…次期型はハイブリッド化か?
  2. マツダの新型「FRスポーツ」開発始動! 特許公開、次期ロードスターかアイコニックSPか?
  3. ジープ『チェロキー』新型、2モーターハイブリッド駆動モジュール搭載…アイシンやデンソーが開発 
  4. 日産公式ライセンス取得の「スカイライン GT-R Tシャツ」、R32・33・34の3台を描く…予約開始
  5. トヨタ『プロボックス』ついに全面刷新か? 見えてきた次期型の進化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  5. 「日本vs中国」だけでは語れない、電動化で競争は新たな段階へ…「GIIAS 2026」に見るインドネシア自動車市場の現在地
ランキングをもっと見る