単体DSPでは操作性も考慮すベシ![カーオーディオ 取り付け]

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単体DSPのコントローラーの装着例。
単体DSPのコントローラーの装着例。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオでは、製品が確実に取り付けられるか否かで仕上がりの音質の良し悪しが左右される。そこに存在しているさまざまなセオリーについて、その1つ1つを解説してきた当コーナー。今回は、「単体DSP」を取り付ける際に考慮すべき「操作性」について考えていく。

ところで「単体DSP」では多くの場合、“コントローラー”が別売となっている。しかし別売ながらも、ほとんどのケースでそれはなくてはならないものとなる。曲送り等は“ソースユニット”で操作をするが、入力切り替えやボリューム操作を行おうとするときにはコントローラーが必要となるのだ。

なので「単体DSP」を取り付ける際には、コントローラーをどこにどうやって付けるかも、考慮すぺきポイントの1つとなる。できればどこかに固定したい。さらには、運転姿勢のままで手が届く場所に設置できればベストだ。しかし、見た目的にすっきりと収まることも大事だ。手の届く範囲の場所で収まりよく設置できない場合には、多少遠くなっても見栄え良く取り付けられる場所が選択されるケースも多い。美しく取り付けられたほうが、運転していて気分が良い。

ちなみに「単体DSP」の“操作性”というと、サウンドチューニング時の“操作性”も考慮すべきポイントとなる。多くの「単体DSP」はPCを接続してチューニングすることになるので、運転席に座ってチューニングできるように、PC接続用のケーブルを運転席近くまで這わせておく必要がある。チューニングは音を確認しながら行いたいからだ。カーオーディオプロショップではそれが可能となる配慮を盛り込んで、「単体DSP」を装着している。

なお最近では、サウンドチューニングをワイヤレスで行える機器も増えてきた。Wi-FiもしくはBluetoothでスマホやタブレットを接続し、アプリでチューニングが行える「単体DSP」が増えつつある。この場合は、ワイヤレスであること以上にスマホやタブレットで操作できるところがストロングポイントとなる。スマホやタブレットで操作が可能なら、ドライブをしていてチューニングを変更したくなったとき、クルマさえ停めることができればすぐにでもチューニングの見直しを行えるのだ。

さて、当連載は今回を持って最終回とさせていただく。次週からは装いを新たにして、カーオーディオの取り付けにまつわるあれこれを深掘りする新コーナーをスタートさせる予定だ。乞うご期待!

【カーオーディオ “取り付け”至上主義!】第8章 DSP編 その4「操作性」も考慮すベシ!

《太田祥三》

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