日産 シルフィEV にプロパイロットはなし…北京モーターショー2018

自動車 ニューモデル モーターショー
日産シルフィ・ゼロエミッション(北京モーターショー2018)
日産シルフィ・ゼロエミッション(北京モーターショー2018) 全 7 枚 拡大写真

北京モーターショー2018でワールドプレミアされワールドプレミアされた、日産の最新EV『シルフィ・ゼロエミッション』。そのフロントデザインを見て新型『リーフ』に似ていると感じた人も少なくないだろう。

「Vモーション2.0」に基づくデザインを採用したフロントは日本のシルフィと異なるだけでなく、中国で販売しているガソリン車のシルフィとも異なるテーマに則ったものである。

実は、シルフィ・ゼロエミッションはメカニズムの多くを新型リーフと共用している。パワートレイン一式がリーフと基本的に同じ設計になっている(ただしバッテリーのサプライヤーは異なり中国内で調達する)ほか、プラットフォーム自体もリーフと共通だ。

インテリアはどうか? インパネの造形自体はシルフィだが、細かい部分はガソリン車とは違う。たとえばメーターはパネルの右にアナログ速度計、左に液晶ディスプレイを組み込んだタイプだし、シフトレバーは電子式。ステアリングもガソリン車のシルフィ(旧世代デザイン)と異なり最新形状を組み込んでいる。つまり、インテリアも細かい部分で「リーフ化」が施されているのだ。


起動スイッチ(スタートボタン)はガソリン車同様にプッシュ式だが、デザインが異なるだけでなく、場所もメーター右下付近からセンターコンソールへ移されるなど、細かい部分に渡って違いがあるのが興味深い。運転席と助手席だけでなく後席にまでリーフ同様にシートヒーターが装着されるが、後席シートヒーターのスイッチがドライバーからも手が届きやすい助手席背もたれに組み込まれるのもリーフと同じだ。

そんな「リーフのセダン版」ともいえるシルフィのEVだが、装備面における新型リーフとの大きな違いもあった。それは日産が大々的に売り出しているあのシステムを搭載していないこと。プロパイロットである。新型リーフには中国仕様にも設定されるがシルフィには無いので、ステアリングのプロパイロットの操作スイッチ部分はスイッチがない仕様となっていた。
5月16日開催【北京モーターショー報告と中国のEV、自動運転セミナー】

《工藤貴宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 新型『CLA』を生産するメルセデスベンツ「最新デジタル工場」の現場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る