BASFとILJIN、世界初のハイブリッドサスペンションアームを発表

エコカー EV
スチールとBASFのポリアミドUltramidで作られたハイブリッド・サスペンションアーム
スチールとBASFのポリアミドUltramidで作られたハイブリッド・サスペンションアーム 全 1 枚 拡大写真

BASFと韓国のホイールベアリングメーカーILJINは、スチールとプラスチックを融合させた、世界初となる電気自動車(EV)用ハイブリッドサスペンションアームを発表した。

新開発のサスペンションアームにはBASFのBASFの高性能ポリマー「ウルトラミッドポリアミド(PA6 50%ガラス繊維強化グレード)」を使用。スチールスタンピングで製造された従来製品比で15%の軽量化を実現した。

コントロールアームとボールジョイントの組み合わせは、車のサスペンションシステムにおける重要な要素となる。ボールジョイントは、コントロールアームをステアリングナックルにつなぐ球状のベアリング。エンジニアリングプラスチックであるウルトラミッドで作られたボールジョイントは摩擦を大幅に低減し、ステアリング性能を向上させる。また、ダンピング性能も従来のメタル製アームと比べて優れており、より快適な乗り心地を実現する。

BASFアジア太平洋地域 パフォーマンスマテリアルズ事業本部シニア・バイスプレジデントのアンディ・ポスルスウェイト氏は「今回の提携は、BASFのサステイナブル・モビリティへの貢献を示している。私たちはパートナー企業と力を合わせ、燃費効率の良さと優れた性能の両方を備えた、新しい軽量ソリューションを市場に届けることを目指している」とコメントしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 「ランクルと戦える」日産の大型SUV『パトロール』日本発売へ、SNSでは「売れるんじゃないか?」と期待の声
  3. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
  4. 自動車業界の“夢と現実” 日産、今期2750億円営業赤字見通し、トヨタは42車種128万台リコール[新聞ウォッチ]
  5. 3輪電動モビリティ「Raptor」、新デザインモデル初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る