5G通信、KDDIが車両からの4K映像リアルタイム伝送に成功---無人運転車の実現に向けて

自動車 テクノロジー ネット
4.5GHz帯を用いた車両からの4K映像リアルタイム伝送実験の概要
4.5GHz帯を用いた車両からの4K映像リアルタイム伝送実験の概要 全 2 枚 拡大写真

KDDIは、5月8日、無人自動運転車の遠隔制御の実現に向け、次世代移動通信システム「5G」(第5世代移動通信システム)の周波数帯候補である4.5GHz帯を用いた車両からの4K映像リアルタイム伝送実験に成功した。23日に発表した。

実験では、東京都新宿区内に構築した4.5GHz帯の実験エリアで、運転席に設置した4K高精細カメラからのフロントビュー、バックミラー、左右のサイドミラーに設置したフルHDカメラ3台の計4台の映像情報のアップリンク伝送に成功した。従来の28GHz帯(帯域幅800MHz)に加え、4.5GHz帯(帯域幅100MHz)でも大容量情報を安定して送信できることを確認した。

これにより無人自動運転車の遠隔制御に5Gの高速・大容量伝送を活用することで、高精細な映像を通じて、より遠くの人物や障害物などの動的情報を識別し、迅速に判断・制御することが可能になるとしている。

KDDIは2017年12月にアイサンテクノロジー、ティアフォーと共同で、遠隔制御型自動運転システムを使って全国初の公道における無人自動運転車の遠隔制御に成功している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る