プログラミング的思考が身につく知育ロボット、差別化のしどころ…東京おもちゃショー2018

自動車 テクノロジー ITS
プログラミング的思考が身につく知育ロボット、差別化のしどころ…東京おもちゃショー2018
プログラミング的思考が身につく知育ロボット、差別化のしどころ…東京おもちゃショー2018 全 2 枚 拡大写真

2020年から新学習指導要領が施行され、小学校でのプログラミング教育が必修化される。それに合わせて、今回の東京おもちゃショーでもそのことを踏まえた知育玩具がいろいろと展示されていた。アーテックの知育ロボット「アリロ」もその一つ。

同社は大阪府八尾市に本社を構える学校教材を製作している会社で、1960年の創立以来、全国の幼稚園、小・中学校、高校、大学に教材を納めてきた。その数は幼稚園・保育園が4万園、小学校2万校、中学校1万校、高校5000校、大学・専門学校4000校といった具合で、海外65カ国にも輸出している。

「うちはプログラミング教育を見据えたロボットスクールもやっていて、現在、全国に800教室、6000人の生徒が通っています。ただこのスクールは小学生が対象だったのです。今回初めて幼児向けのプログラミングロボットをつくり、初披露することになりました。展示したところ、非常に好評です」と同社関係者は話す。

それが「アリロ」で、いろいろな遊び方をしながらプログラミング的思考が身につくという。まさしく機能満載の知育ロボットといっていい。例えば、パネルを並べてプログラミングすることができる。11種類のパネルを組み合わせてコースをつくり、アリロをゴールまで走らせるわけだが、その並べ方が悪いと、ゴールまでたどり着くことができないのだ。

また、アリロに付いているボタンを押してもプログラミングできる。前後左右のボタンがあり、それを押した順番にアリロが走って行く。スマホやタブレット端末に専用アプリを入れて、声で動かすことも可能だ。さらに、スマホやタブレット端末をコントローラにしてアリロを操作することもできる。

もちろんタブレット端末を使ったプログラミングも可能で、ドラッグ・アンド・ドロップの簡単な操作で本格的なプログラミングをすることができる。「この種の知育玩具はいろいろと出始めていますが、うちはデザインと機能で差別化を図ろうと考えています。このアリロもさまざまに機能をつけることによって、子どものレベルに応じてプログラミングを学べるようになっています」と同社関係者は説明する。

価格は1万8500円で、2018年の経済産業省「ものづくり日本大賞」特別賞も受賞している。同社ではこれから幼稚園などで使ってもらえるように働きかけていくそうだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る