マクラーレンが全車ハイブリッド化、2025年までに…グッドウッド2018で発表

エコカー ハイブリッド
マクラーレン P1
マクラーレン P1 全 4 枚 拡大写真
マクラーレンオートモーティブ(McLaren)は7月12日、英国で開幕した「グッドウッドフェスティバルオブスピード2018」において、2025年までの中期経営計画「トラック25」を発表した。

トラック25は、2016年に発表された「トラック22」計画の進化版。トラック25では総額12億ポンドを投資し、2025年までに18車種の新型車を発売する。

また、トラック25では2025年までに、マクラーレンのすべての新車のパワートレーンを、ハイブリッド化する計画。マクラーレン初のハイブリッドスーパーカーとなったマクラーレン『P1』の後継モデルも開発していく。

マクラーレンP1は、ミッドシップに3.8リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。最大出力737ps/7500rpm、最大トルク73.4kgm/4000rpmを発生する。

さらにP1には、IPAS(インスタント・パワー・アシスト・システム)を採用。これはF1マシンの運動エネルギー回生システム、KERS(キネティック・エネルギーリカバリー・システム)のノウハウを反映したアイデアで、ハイブリッドの一種。

P1では、エンジンに直結する形で、軽量なモーターをレイアウト。このモーターは、最大出力179ps、最大トルク26.5kgmを引き出す。エンジンとモーターを合せたトータル出力は、最大出力916ps、最大トルク91.8kgm。ステアリングホイールのスイッチを操作すれば、このモーターが加速時などに、エンジンのパワーをアシストする。この効果で0-100km/h加速2.8秒、0-400m加速9.8秒、最高速350km/h(リミッター作動)と世界屈指の性能を実現していた。
クルマの購入については、車両の調達から定期点検、車検、各種税金の支払い、事故対応など、車両に関わる事の大半をパッケージ化…

《森脇稔》

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