【SUPER GT 第5戦】Audi e-tron Vision Gran Turismo デモ走行に室屋選手のフライト…富士500マイル戦はイベントも大充実

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
Audi e-tron Vision Gran Turismo
Audi e-tron Vision Gran Turismo 全 4 枚 拡大写真

今年、夏のSUPER GT富士戦(シリーズ第5戦、8月4~5日開催)は500マイルの長距離戦として実施されることでも注目度を増しているが、レース以外のイベントも一層の充実を見せている。

なかでも特注といえそうなイベントは2つ。まずは日本初上陸「Audi e-tron Vision Gran Turismo」のデモ走行、そしてもうひとつはエアロバティックスパイロット 室屋義秀選手によるフライトパフォーマンスで、こちらは2年連続実施となる。

Audi e-tron Vision Gran Turismo(ビジョン グランツーリスモ)は、お馴染みのレースシミュレーションソフト「グランツーリスモ」とのコラボで、アウディがデザインしたバーチャルカー。アウディはこれを仮想世界にとどめず、リアルなワンオフカーとして開発、製造した。

200kWの電気モーターをフロントアクスルに1基、リヤに2基、それぞれ備えるフルタイム4WDのEVで、システム総出力は600kW(815hp)。車重が1450kgと、こういった車両にしては軽めなので、パワーウエイトレシオが1.78kg/hp、0-100km/h加速は2.5秒以下だという。前後重量配分は50:50。エクステリアデザインはおよそ30年前に北米のレースシーンで活躍した「Audi 90 quattro IMSA GTO」へのオマージュがベースだ。

Audi e-tron Vision Gran Turismoは既に4月のフォーミュラE ローマ戦などにも登場し、eモビリティへの架け橋となっている。そして日本でも8月4日、SUPER GT第5戦の予選日に富士スピードウェイでデモ走行が実施されることとなった。17~18時に行なわれる予定(天候等による変更や中止の可能性あり。富士スピードウェイ公式サイトによれば、開始予定17時20分、ドライバーは日本にも馴染み深いブノワ・トレルイエ)。また、翌日の決勝日を含め、アウディ スポーツのブースで展示も行なわれる。

なお、8月8日には東京・秋葉原でもAudi e-tron Vision Gran Turismoの展示イベントがある(ベルサール秋葉原での展示は10~15時で一般公開。19時からのレセプションパーティは完全招待制)。

そして昨夏のSUPER GT富士戦で観客やレース関係者の度肝を抜いた室屋義秀選手のフライトパフォーマンス、その超絶迫力技巧劇を2年連続で堪能できることも決まっている。「YOSHI MUROYA Special Flight @ FUJI SPEEDWAY Supported by LEXUS」は予選日(8月4日、開始予定11時40分)、決勝日(8月5日、同11時30分)の両日実施だ(天候等による変更や中止の可能性あり)。

昨年はレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップで年間総合優勝を果たした室屋選手。富士での“凱旋フライト”に注目が集まる。

近年、夏のSUPER GT富士戦はSUPER GTの通常レース距離である300km戦として行なわれてきたが、今年は500マイル(約800km)の長距離戦。獲得ポイントが割り増しとなることを含め、シリーズ後半のチャンピオン争いに向けて、より重要な位置付けのレースになると目されている。コースでの戦いの熱さに加えて、コース外のイベントも大充実、多彩な魅力に満ちたレースウイークとなりそうだ。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  4. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  5. ジープ『レネゲード』2027年モデルに注目集まる…6月のスクープ記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る