ボッシュ、次世代の燃料電池技術を共同開発へ…戦略的提携を発表

自動車 ビジネス 企業動向
ボッシュの燃料電池技術の開発部門
ボッシュの燃料電池技術の開発部門 全 1 枚 拡大写真

ボッシュは8月21日、セレスパワー社と戦略的提携を結び、次世代の燃料電池技術を共同開発すると発表した。

ボッシュは2018年2月、燃料電池の開発活動を強化し、製品ラインナップを徐々に拡充していくと発表。ボッシュは遅くとも2030年には、燃料電池がパワートレーンミックスの中で重要な地位を占めるようになると予想する。そこで10年以上先を見据えて、燃料電池分野への取り組みの強化に乗り出している。

具体的には、大型トラック向けに、米国のスタートアップ企業と提携して、水素燃料駆動の「eAxle」を開発中。eAxleはモーター、パワーエレクトロニクス、トランスミッションという3つのパワートレインコンポーネントを、ひとつのコンパクトユニットに統合し、車軸をダイレクトに駆動するのが特徴。これにより、パワートレーンの効率を高め、低コスト化を狙う。

今回のセレスパワー社との戦略的提携も、ボッシュの燃料電池の開発活動の強化の一環。セレスパワー社は、英国ロンドンに本拠を置き、燃料電池技術やエンジニアリング企業として、自動車や企業、住宅にクリーンで安価なエネルギーを提供することを目指している。

ボッシュはセレスパワー社の株式の4%を取得し、資本参加。両社は、次世代の燃料電池技術を共同開発していく、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. スバル『REX』、初の1.0Lターボエンジン搭載…新登場の4WDモデルは218万7900円から
  4. 日産ブースはマンガ文化に着想、主役は『エルグランド』新型…ジャパンモビリティショー2025
  5. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る