東京都心と臨海地域を結ぶBRTは2020年度からプレ運行…BRTの名称も募集

鉄道 行政
2020年度から2022年度以降にかけて3段階で路線が拡張される東京のBRT計画。
2020年度から2022年度以降にかけて3段階で路線が拡張される東京のBRT計画。 全 2 枚 拡大写真

東京都都市整備局は8月29日、2020年度の運行開始を予定している臨海地域へのバス高速輸送システム(BRT)の事業計画を改定したと発表した。

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このBRTは、豊洲市場や環状2号線、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックの競技施設や選手村が整備される臨海地域と東京都心を結ぶ新たな交通機関として、2014年8月に基本方針が策定され、事業協力者が公募された。その結果、同年10月に京成バスと東京都交通局が事業協力者に選定。2015年9月には京成バスが運行事業者に決まった。

2016年4月には「都心と臨海副都心とを結ぶBRTに関する事業計画」が、同年6月には「東京都臨海部地域公共交通網形成計画」が公表されたが、今回は周辺の状況変化を踏まえてそれらが改定された。

それによると、運行は周辺の整備状況に応じて3段階に拡大され、最初は、2019年度末の環状2号線地上部の開通後から、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックの開催前または期間中までに、虎ノ門~新橋駅~勝どき~晴海二丁目間の1系統が一次開業する。この区間に入る勝どきや晴海地域は都心から直通する鉄道がないことから、利便性を向上させるためのプレ開業となる。

オリンピック・パラリンピック終了後には二次開業としてさらに2系統を増やし、環状2号線の本線トンネルが開通し、選手村まちびらきが行なわれる2022年度以降には、1系統増の4系統で本格運行開始となる。

1時間あたりの輸送力は、一次開業時がピーク時6便程度、それ以外4便程度。本格運行時はピーク時20便程度、それ以外12便程度となる。車両は単車バスまたは連節バスが使われ、単車バスは本格運行時にすべてが燃料電池バスとなる。

速度は一次開業時が路線バス並の11~15km/h程度、本格運行時がLRTや新交通システム並の20km/h以上を目標にするとしている。

当初の運行は京成バスが担当するが、二次開業時には京成バスと同社が設立する新会社による共同運行となり、本格運行時には全面的に新会社による運行となる。

なお、今回の計画改定に合わせて、東京都都市整備局ではこのBRTの名称を募集する。東京都のウェブページまたはEメール、ファックス、郵送で受け付け、応募は1人1案まで。締切は9月18日(郵送の場合は当日消印有効)。決定された名称は11月頃に東京都のウェブページで発表される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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