メルセデスベンツが初の市販EV『EQC』を発表…400馬力、航続450kmの電動SUV

エコカー EV
メルセデスベンツ EQC
メルセデスベンツ EQC 全 14 枚 拡大写真

●電動車に特化したサブブランドを立ち上げ

メルセデスベンツは9月4日、メルセデスベンツブランド初の市販EV、『EQC』(Mercedes-Benz EQC)を、スウェーデン・ストックホルムでワールドプレミアした。

画像:メルセデスベンツ EQC

「EQ」は、メルセデスベンツが立ち上げた電動車に特化したサブブランド。EQブランドの最初の市販車として登場するEVが、SUVのEQCになる。

EQCは電動SUV。ボディサイズは、全長4761mm、全幅1884mm、全高1624mm、ホイールベース2873mm。マルチビームLEDヘッドライトが組み込まれたフロントマスクには、メルセデスベンツの新世代電動ブランドのアイデンティティを表現している。


●モーターを前後に2個搭載、4輪を駆動する4WD

EQCには、メルセデスベンツが新開発した電動パワートレインを搭載。モーターは前後に2個搭載し、4輪を駆動する4WDになる。2個のモーターは、合計で最大出力402hp、最大トルク76.5kgmを引き出す。前後アクスル間で走行状況に応じて、トルク配分を行う。動力性能は、0~100km/h加速を5.1秒で駆け抜ける。最高速はリミッターによって、180km/hに制限される。

バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は80kWhと大容量。重量は650kgで、車体中央の低い場所にレイアウトされる。1回の充電での航続は、欧州の計測モードで450km以上。急速充電は、欧州や米国ではコンボ方式、日本や中国ではチャデモ方式に対応。バッテリーの80%の容量なら、充電はおよそ40分で完了する。


EQCには、メルセデスベンツの次世代のインフォテインメントシステム「MBUX」を搭載。MBUXとは、メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンスの略。MBUXでは、AI(人工知能)を導入した音声認識アシスタントを採用。ユーザーが「ヘイ、メルセデス」と呼びかけるだけで、音声認識アシスタントが起動。ユーザーの求めるさまざまなサービスを提供してくれる。

EQC向けのMBUXは専用設計となっており、走行レンジ、充電状況、エネルギーフローなどの各種情報を表示。ナビゲーション、運転モード、充電、出発時間なども、MBUXによって制御や設定が行える。

●一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイ

またEQCには、デジタルコクピットを採用。デジタルコクピットは、新型『Eクラスセダン』から導入が開始された装備。EQCには、2つの高精細ワイドディスプレイを設定。この2つのディスプレイを一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイとした。


このディスプレイは、空中に浮かんでいるように見え、インテリアデザインの水平方向の流れを強調する中心要素になるもの。インストゥルメントクラスターとなるこのコックピットディスプレイは、ドライバーの視野に直接入るさまざまな情報を表示する大型ディスプレイと、センターコンソール上方のセンターディスプレイで構成されている。

EQCには、最新の先進運転支援システム(ADAS)を装備。「ドライビングアシスタンスパッケージ」に含まれる「アクティブディスタンスアシストDISTRONIC」は、そのひとつ。高速道路で逆走車の情報を検知した場合、予防措置として速度を自動的に100km/hに抑えて、ドライバーに警戒するよう促す、としている。

《森脇稔》

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