メルセデス・ベンツ日本は9月13日、『V220d』のSRSコントロールユニットおよび排気ガスの差圧センサに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
SRSコントロールユニットについては、プログラムが不適切なため、助手席エアバッグオフのインジケータが点灯しないことがある。そのため、助手席側エアバッグが作動しない条件下で、乗員が助手席エアバッグの非作動状態を認識できず、最悪の場合、衝突時にエアバッグが作動しないことがある。
改善措置として、全車両、SRSコントロールユニットの制御プログラムを書き換える。対象となるのは2015年5月23日から2018年4月20日に輸入された5958台。
また排気ガスの差圧センサについては、製作時のセンサ出力の公差設定が不適切なため、使用過程においてエンジンコントロールユニットが故障を検出するものがある。そのため、エンジン警告灯(MIL)が点灯し、排気ガス浄化装置(DPF)および排気ガス再循環装置(EGR)が停止して、保安基準第31条の基準に適合しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、差圧センサを良品と交換する。対象となるのは2015年8月6日から2017年3月6日に輸入された3782台。
いずれも不具合および事故は発生しておらず、ドイツ本国からの情報により発見した。
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