プジョー 508 新型にワゴン「SW」、パリモーターショー2018で発表へ

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プジョー508SW新型
プジョー508SW新型 全 13 枚 拡大写真

●競合車が多い欧州Dセグメントのワゴン市場


プジョーは9月25日、フランスで10月に開催されるパリモーターショー2018において、新型『508SW』(Peugeot 508SW)をワールドプレミアすると発表した。欧州では2019年1月に販売を開始し、2019年後半に世界市場に投入される予定。

プジョーは2018年春、ジュネーブモーターショー2018において、新型『508』を発表。2世代目となる新型508は、大胆な4ドアクーペボディを採用する。およそ8年ぶりにモデルチェンジを受けて登場した新型508SW は、新型508のステーションワゴン版。競合車がひしめく欧州Dセグメントのワゴン市場において、存在感を発揮するデザインが追求されている。

新型508SWのボディサイズは、全長が4780mm。先代508SWよりは50mm短いが、新型508に対しては30mm長い。荷室容量は530リットル。「マジックフラット」機能によって、後席を簡単に倒すことが可能。荷室容量は最大で1780リットルに拡大する。
プジョー508SW新型
プラットフォームは、プジョーが属するPSAグループの「EMP2」をベースに開発。先代比で、平均70kgの軽量化を実現する。欧州仕様には、ガソリンとディーゼルエンジンを設定。ガソリンは1.6リットル直列4気筒ターボで、最大出力は180hpと225hpの2種類。トランスミッションには、8速ATの「EAT8」が設定されている。

●セグメント初の「ナイトビジョン」を設定


新型プジョー508SWには、最新の先進運転支援システム(ADAS)を採用。新型508SWには、幅広い先進運転支援システムをラインナップ。欧州で唯一の公的な衝突安全性評価プログラム、「ユーロNCAP」の最新基準への適合が図られる。

新型508SWには、セグメント初の「ナイトビジョン」を設定。赤外線カメラによって、夜間や視認性が低下する状況でも、車両の前方200m先の物体を検知。ヘッドアップディスプレイなどを通じて、ドライバーに警告を発する。8速AT車には、「ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロール」を用意。高速道路などで、前車と一定の車間距離を維持しながら追従走行し、前車が停止した場合は停車。その後、自動で再発進することもできる。
プジョー508SW新型
この他、「レーン・キーピング・アシスト」、「フルパーク・アシスト」、最新世代の「アクティブ・セーフティ・ブレーキ」、「アクティブレーン・キーピング・アシスト」、「ドライバー・アテンション・アラート」、「自動ハイビーム・アシスト」、「交通標識認識」、「アクティブ・ブラインドスポット・モニタリング」などが設定されている。

●直感的かつ自然なドライビングエクスペリエンスを意識した操作パネル


新型508SWには、最新の「i-Cockpit」を搭載。i-Cockpitは、コネクティビティを重視したプジョーの新世代コクピット。i-Cockpitはプジョーが2012年、まずは『208』に採用。その後、『2008』、『308』、『3008』、『5008』と、導入車種を拡大。現在ではおよそ400万台に、i-Cockpitが搭載されている。

新型508SWの最新i-Cockpitでは、直感的かつ、より自然なドライビングエクスペリエンスを目指してデザインされた操作パネルが特徴。人間工学に基づいたヘッドアップディスプレイやタッチスクリーンも装備された。ステアリングホイールをよりコンパクトにし、ドライバーの視界や足下スペースを開放できるように配慮。
プジョー508SW新型
ヘッドアップディスプレイは高解像度の大型12.3インチとし、ドライバーの目線の延長線上に、必要な情報を映し出す。大型10インチのタッチスクリーンは、インストルメントパネルの中央へ、タブレットのように配置。8速ATのシフトレバーは電気式で、ワンタッチ操作が可能。ステアリングホイールには、パドルシフトを装着する。

また、新型508SWでは、「i-Cockpitアンプリファイ」として、エコ、スポーツ、コンフォート、ノーマルの4種類の走行モードが選択可能。さらに、ブーストおよびリラックスの2種類のモードに応じて、室内照明や音響システムなどを変化させることができる。

《森脇稔》

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