【F1】トロロッソ・ホンダ、来季ドライバーのひとりはダニール・クビアトに決定

ダニール・クビアト(写真は2017年)
ダニール・クビアト(写真は2017年)全 5 枚

F1ロシアGPのレースウイーク中に、ホンダとともに戦っているトロロッソが来季2019年のドライバーとしてダニール・クビアトの起用を明らかにした。

今季からホンダ製パワーユニット(PU)を搭載してF1を戦っているトロロッソ、現在のドライバー布陣はピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーだが、ガスリーは来季、系列上位チームのレッドブル(来季からホンダ製PU搭載)に移籍することが決定している。今回、そのガスリーの後任というかたちでクビアトの来季起用が発表された(ハートレーの去就については触れられていない)。

ダニール・クビアトは現在24歳(ロシア国籍)。2014年にトロロッソからF1デビューを飾り、その後はレッドブル移籍~トロロッソ復帰というキャリアを重ね、レッドブル時代には最高2位の実績がある。昨季もトロロッソから第1~14戦と第17戦に参戦していた。今季はフェラーリの開発ドライバーに就任していたが、実戦への復帰を果たすことになる。

クビアトは「今の自分は、かつてトロロッソにいた頃よりも強く、良い準備ができているとも感じている。再び(F1で)レースすることをあきらめてはいなかった。再スタートが待ちきれない」とコメント、高い意欲を示している。

来季はトロロッソとレッドブルの2チーム4台がホンダ製PUでF1を戦う。レッドブルはガスリーとマックス・フェルスタッペン(チーム残留)のコンビで戦うことを決めており、これで4シート中の3シートが完全確定したかたちだ。

F1の2019年シート争いは、この8~9月に大きく動いてきた。既報のほかにも、ハースがロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンの残留を決めたりしているが、マクラーレンのランド・ノリス、サウバーのアントニオ・ジョビナッツィなど、今季レギュラーではない面々の登用決定も目立っており、来季のF1は例年以上に新鮮味あふれたラインアップとなる。

《遠藤俊幸》

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