衛星通信のグローバルスター、物流システムのUPRと協業

UPR は海上で利用する海洋調査機器の位置情報を管理するために、グローバルスターのSPOT Traceを採用。
UPR は海上で利用する海洋調査機器の位置情報を管理するために、グローバルスターのSPOT Traceを採用。全 3 枚

米国グローバルスターの日本法人であるグローバルスタージャパンは、衛星通信ネットワークを活用した圏外エリアへのIoT提供において、物流システム大手のユーピーアール(UPR)と協業すると10月15日に発表した。

UPRは、これまで地上の携帯通信システムを利用した物流トラッキングソリューションである「なんつい」(国内専用)や、国際物流にも対応した「WorldKeeper(ワールドキーパー)」を提供してきたが、これらの仕組みを利用するには、必ず地上の携帯電話圏内に荷物がある必要があり、圏外や電波が届かない海上・洋上ではリアルタイムにサービスが提供できない課題があった。

今回、モバイル衛星電話・通信サービスのリーディングカンパニーであるグローバルスターの衛星通信ネットワークを利用することで、これまで課題とされてきた携帯電話の圏外エリアに荷物がある場合でも、衛星を通じて、ほぼリアルタイムで機器の状態を把握し、追跡・遠隔監視することが可能になる。

また、グローバルスターの衛星通信ネットワークは、地球上の多くのエリアをカバーするため、世界中の荷物の管理が一つのネットワークで容易に行うことが可能になる。

グローバルスターの「SPOT Trace」と「SmartOne C」グローバルスターの「SPOT Trace」と「SmartOne C」

UPRは今回の発表に先駆けて、海洋調査機器の位置情報を管理するために、グローバルスターのSPOT Trace(スポット・トレース)を採用し、成果を上げてきた。今後、グローバルスタージャパンとUPRは、地球上のあらゆる場所で、様々な機器のIoT ニーズに応えるために通信ネットワークを提供する。

なお、両社は10月16日から19日まで幕張メッセで開催される「CEATEC Japan 2018」で、衛星通信を利用したIoTソリューションの製品展示を行う。

グローバルスターとユーピーアールのロゴグローバルスターとユーピーアールのロゴ

《丹羽圭@DAYS》

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