2018年FIMロードレース世界選手権権シリーズ第16戦日本GP決勝が21日、ツインリンクもてぎで開催され、ホンダ・レーシングの契約ライダーで、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスが優勝した。マルケスは3年連続5回目のシリーズチャンピオンを決定した。
マルケスは第3戦アメリカズGPでシーズン初勝利をあげると3戦連続で優勝。日本GPまでにポールポジション5回、優勝7回という成績で、残り3戦の結果を待たずにシリーズチャンピオンとなった。
日本GP決勝は、ここまでランキング2位でマルケスを追う、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾがポールポジションからスタートした。ドヴィツィオーゾはそのままトップを走行する。マルケスは6番手スタートから1周目の終わりには2番手へ浮上、レース終盤の20周目、ついにドヴィツィオーゾをオーバーテイクする。その後2台は接近戦を演じたが、残り2周のターン10でドヴィツィオーゾのマシンのフロントがグリップを失いクラッシュしてしまう。ドヴィツィオーゾはレースに復帰したものの18位フィニッシュとなった。
マルク・マルケスのコメント
「今は本当に幸せなだ。思い描いていた通りのレースができた。戦略通りに1周目の終わりには2番手へ浮上して、ドヴィツィオーゾとの一騎打ちに持ち込めた。前戦のタイGPと同じく、終盤でアタックを仕掛けてトップを奪った。ドヴィツィオーゾ選手が転倒したというピットからのサインを見て、自分のタイトル獲得が決定したのが分かった」
アンドレア・ドヴィツィオーゾのコメント
「素晴らしいレースができたが、マルケスに対するアドバンテージを生み出せなかった。マルケスは今年、タイトルを獲得するにふさわしい走りをした。クラッシュについては、無理をしすぎたわけではなかったが、マルケスにアタックするためにベストな方法でコーナーを抜けようとしたときに、わずかなミスを犯した。代償は大きかった」
日本GP2位はカル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)、3位はアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)だった。
マルケス