マクラーレン『スピードテール』発表…1050馬力ハイブリッド、最高速403km/h

「Track25」第1号、3シーター

マクラーレン史上最速のロードカー、403km/h

格納式のデジタルリアビューカメラ

公式発表前に売り切れ、限定106台

マクラーレン・スピードテール
マクラーレン・スピードテール全 15 枚

「Track25」第1号、3シーター

マクラーレンオートモーティブは10月26日、新型ハイパーカー、マクラーレン『スピードテール』(McLaren Speedtail)を発表した。マクラーレン「Track25」ビジネスプランに基づいて発表される18の新型車(派生モデルを含む)のうちの最初の1台となる。

画像:マクラーレン・スピードテール

スピードテールは、マクラーレン『F1』の再来を狙う新型ハイパーカー。マクラーレン史上、最も豪華なモデルとなり、3シートのレイアウトが特徴だ。中央に運転席がある3シートレイアウトは、F1から継承される。
マクラーレン・スピードテールマクラーレン・スピードテール
スピードテールには、専用設計のカーボンファイバー構造、「マクラーレン・モノケージ」をベースに、オールカーボンファイバー製ボディ、アルミ製アクティブサスペンション、カーボンセラミックブレーキなどの軽量技術を搭載する。タイヤはピレリと共同開発。またスピードテールでは、最新のクラフトマンシップと素材、ビスポークのパーソナライゼーションを融合させた。

マクラーレン史上最速のロードカー、403km/h

ガソリンエンジンとエレクトリックハイブリッドパワートレインを採用することで、最大出力 1050psを達成。乾燥重量は1430kgに抑えられた。最高速はF1の391km/hを超えて403km/hとなり、マクラーレン史上最速のロードカーになる。また、0~300km/h加速は12.8秒。マクラーレンオートモーティブによると、マクラーレン『P1』の16.5秒を上回るという。

403km/hの最高速を出すには、「ベロシティ」(Velocity)と呼ばれる走行モードを選択。このモードでは、高速走行のために、ハイブリッドパワートレインを最適化。アクティブエアロシステムの角度を調整する。デジタルリアビューカメラも格納され、空気抵抗をさらに改善。「ベロシティ・アクティブ・シャシー・コントロール」では、車高が35mm下げられ、全高は1120mmになる。

格納式のデジタルリアビューカメラ

スピードテールのデザインは、未来的な流線形が特徴。真上から見ると、ティアドロップ形に見えるという。格納式のデジタルリアビューカメラは、従来のドアミラーに取って代わり、空力性能を向上させる。カーボンファイバー製の20インチのフロントホイールエアロカバーは、ホイールアーチの周りの乱気流を低減。継ぎ目のないシルエットは、エアロダイナミクス性能の向上に貢献する。
マクラーレン・スピードテールマクラーレン・スピードテール
全長は5137mm。マクラーレンオートモーティブによると、全幅はマクラーレンP1よりも短いが、全長はほぼ500mm長いという。ヘッドライトは、フルLED。ホイールは光沢ブラック塗装で、ダイヤモンドカットの仕上げが施される。ブレーキキャリパーはシルバーとした。

MSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)が、スピードテールの顧客向けに、豊富なカスタマイゼーションプログラムを用意。例えば、フロントリップスポイラー、ディフューザー、サイドスカートを、チタン蒸着カーボンファイバーで仕上げることもできる。

公式発表前に売り切れ、限定106台

スピードテールのインテリアでは、ドライバーの正面に高精細ディスプレイとタッチスクリーンを備えた最新のコネクティビティシステムを採用。デジタルリアビューカメラも装備されており、カメラが捉えた映像は、インストルメントパネルの両側に配置された2つのモニターに表示される。フロントガラスの上部は「エレクトロクロミックガラス」となっており、サンバイザーを不要にしている。時計は、スイスのリシャールミル。
マクラーレン・スピードテールマクラーレン・スピードテール
シートは、カスタムメイドのカーボンファイバー製。運転席はダークグレイシャーとクールホワイトレザーで、新開発のセミアニリン軽量レザーをあしらう。これは、製造段階でレザーの表面の下に空気を注入することにより密度を減少させ、単体重量を30%減らした。その結果、軽量化とラグジュアリー性を両立するという。

当初「BP23」のコードネームで呼ばれていたスピードテールは、2016年11月に公式発表される前に、予約オーダーが完了。生産は2019年末に開始される予定。スピードテールは、F1と同じく、限定106台を生産する計画。価格は175万ポンド(約2億5000万円)と発表されている。

《森脇稔》

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