東急が「郊外型MaaS実証実験」を実施…さまざまなモビリティサービスの提供

ハイグレード通勤バス
ハイグレード通勤バス全 12 枚

東京急行電鉄(東急電鉄)は、郊外住宅地の維持・発展を目的に、さまざまなモビリティサービスを組み合わせた、日本初となる「郊外型MaaS実証実験」を、東京都市大学、株式会社未来シェアの協力を得て行なう。

効率的な仕事空間の確保などのワークスタイルの変化、高齢化に伴う地域内施設への移動ニーズなどライフスタイルの変化や、カーシェアに代表されるシェアリングエコノミーの浸透など、郊外住宅地を取り巻く社会変化に対応し、多様な移動選択肢を整備する。

ハイグレード通勤バス、オンデマンドバス、パーソナルモビリティ、カーシェアの4つのモビリティを組み合わせ、田園都市線「たまプラーザ駅北側地区」を中心に実施する。

「ハイグレード通勤バス」では、たまプラーザ駅から渋谷駅に向けて、Wi-Fiやトイレを完備した24人乗りバスを運行し、快適な通勤サービスを提供する。利用者ニーズや利用場面に応じた快適な地域内移動の実現を目指す「オンデマンドバス」では、スマートフォンから簡単に乗車予約が可能なシステムを導入する。そのほか、坂道や狭い路地でも快適に走行できる、地域内移動に適した「パーソナルモビリティ」や、マンションの住民同士による「カーシェアリング」も行なう予定だ。

期間は2019年1月下旬~3月下旬の約2か月間の予定(一部未定)。地域住民などから200人強の実験参加者を公募し、モビリティ毎のサービス評価や行動範囲の変化などを調査、MaaS事業の展開可能性などを検討する。東京都市大学は実験の調査・分析において学術的に協力し、未来シェアはオンデマンドバスの乗車予約システムの提供について協力する。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  5. 取り付け約10秒、カーメイトが『カローラクロス』『メルセデスベンツ』各車純正ミラー専用設計の「ワイドリアビューミラー」を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る