スズキ、増収増益もインドルピー安などで減速 2018年4-9月期決算

スズキ・クロスビー
スズキ・クロスビー全 2 枚

スズキは11月1日、2018年4月~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。増収増益となるもインドルピー安等により減速した決算となった。

売上高は前年同期比5.4%増の1兆9294億円。営業利益は同14.8%増の1985億円と増益となったが、インドルピーをはじめとする新興国通貨安の影響等により、第1四半期に比べ増収幅、増益幅が縮小する減速決算となった。経常利益はインドでの受取利息増加など一過性の要因もあり同24.3%増の2323億円、四半期純利益は同30.7%増の1362億円となった。

四輪車事業は、昨年末に投入した『スペーシア』『クロスビー』等の新型車が貢献し、国内売上高は前年同期を上回った。海外売上高もインドでの販売増等により前年同期を上回った。四輪車事業の売上高は同5.5%増の1兆7613億円となった。営業利益は日本、アジアでの損益改善等により同14.2%増の1855億円となった。

二輪車事業は、インドでのスクーターの販売貢献等により、売上高は同1.5%増の1263億円。営業利益も同7.4%増の40億円、増益となった。

スズキ・スペーシアスズキ・スペーシア

マリン事業他も、売上高は大型船外機「DF350A」の北米を中心とした販売貢献等により同11.1%増の418億円。営業利益も北米での損益改善等により同32.6%増の90億円となった。

通期業績については、第2四半期の実績を反映するとともに、販売台数見通し、為替前提等を見直しし、営業利益を3500億円(前回予想比+100億円)、経常利益を3900億円(同+400億円)、純利益を2200億円(同+150億円)に上方修正。売上高は期初予想の3兆8000億円を据え置いた。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカD:5』ついにフルモデルチェンジへ! 車名は「D:6」!? 2025年内発表か
  2. トヨタ『カムリ』新型...ベストセラーはどこが新しくなったか?[詳細画像]
  3. トヨタ『4ランナー』新型...最新技術と高い耐久性の両立[詳細画像]
  4. 全長100メートルのジャンボこいのぼりと名車がコラボ…第12回KAZOクラシックカーフェスタ
  5. ポルシェの売上高と営業利益、過去最高を達成 2023年通期決算
  6. 初代レオーネクーペや4WDのエステートバンなど…2024年春季スバルレオーネオーナーズクラブ渡良瀬ミーティング
  7. トヨタ『GRカローラ』は『GRヤリス』とは異なるスタンス…4月の試乗記まとめ
  8. ダムドが伊・OZ Racingとコラボしたネオクラシックホイール「Rally Racing 4×4」の受注を開始
  9. 【ジープ ラングラー 4xe 新型試乗】ラングラーがまぁ静かになっちゃって…中村孝仁
  10. 「アルファード」フォロワー続々! 北京モーターショーで見た「衝撃の高級ミニバン」10選
ランキングをもっと見る