日本自動車殿堂、歴史遺産車に日野アンダーフロアーエンヂンバス BD10型、カローラ、ホンダ CB750 FOURを選定

トヨタ 初代カローラ
トヨタ 初代カローラ全 8 枚

日本自動車殿堂は11月8日、2018年の歴史遺産車として、日野『アンダーフロアーエンヂンバスBD10型』、トヨタ『カローラ』、ホンダ『ドリームCB750 FOUR』の3台を発表した。

日本自動車殿堂 歴史遺産車は、自動車産業、そして自動車交通及び自動車文化の発展に貢献した歴史に残すべき自動車を選定。主にコンセプト、技術、スタイル、バリューフォーマネーなどに優れた自動車を、乗用自動車に加え、2輪車、3輪車、商用車、競技車、特殊自動車などを対象として研究選考会議で検討し、今回は以下の3台に決定した。

◇日野アンダーフロアーエンヂンバスBD10型 (1952年)

日野 アンダーフロアーエンヂンバスBD10型は、バスの輸送効率に配慮した商品づくりにより、日本におけるバス設計に多大な貢献を果たした。車体中央床下へのエンジン搭載、平坦にして広い床面積の確保、キャブオーバー型車体の採用による座席数の増加などにより、日本初の画期的なセンターアンダーフロアエンジン車を実現した。

◇トヨタ・カローラ(1966年)

トヨタ・カローラは、消費者心理をとらえた商品づくりにより、自家用乗用車普及に比類のない貢献をもたらした。初代カローラは、ライバル車より大きめのエンジン(1100cc)、4速フロアシフト、丸型メーター、セミファストバックスタイル、セパレートシートなどの採用でファミリーカーの常識を一変させ、歴代モデルは1969年から33年連続で販売台数首位の座に君臨した。

◇ホンダ・ドリームCB750 FOUR (1969年)

ホンダ・ドリームCB750 FOURは、北米で通用する大型オートバイを、大排気量750ccエンジンの採用により実現し、日本におけるこのクラスの原点となる高性能4気筒エンジン、量産車で日本初のフロントディスクブレーキ、人間工学に基づく車体デザイン、振動騒音の低減などで、安全で快適な高速長距離ツーリングを実現した。

《丹羽圭@DAYS》

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