日本にスペースポート(宇宙港)を開港し、日本がアジアにおける宇宙旅行ビジネスのハブになることをめざす---。一般社団法人「Space Port Japan(スペースポート・ジャパン)」が16日、活動をスタートした。
宇宙産業は年々拡大しており、産業の規模は現在の約40兆円から30年後には100兆円を超えるとも言われる。その中でも、米国を中心に宇宙旅行ビジネスが立ち上がりつつあり、今後巨大マーケットへと成長する可能性が高まっている。
このような中、スペースポート・ジャパンでは、宇宙先進国である日本にアジア初のスペースポートを作り、日本を宇宙旅行ビジネスの拠点とすることは、今後の宇宙産業及び関連産業の発展にとって非常に重要な意味を持つと考える。
2018年7月に設立されたスペースポート・ジャパンでは、日本にいち早くスペースポートを開港すべく、国内外の関連企業や団体・政府機関等と連携し、開港を推進する。スペースポートから離陸するスペースプレーン、有人ロケットなどを開発・運用する企業との連携や、宇宙とはこれまで接点がなかった業界の巻き込みも意図する。
モハベ・エア&スペースポート(アメリカ、カリフォルニア州) (c) Getty Images代表理事は元宇宙飛行士の山崎直子氏。会員企業はエアバス・ジャパン、ANAホールディングス、丸紅、三井不動産、スカパーJSATなど。