BMWが考える完全自動運転EV、『ヴィジョン iNEXT』…ロサンゼルスモーターショー2018

BMW ヴィジョン iNEXT(ロサンゼルスモーターショー2018)
BMW ヴィジョン iNEXT(ロサンゼルスモーターショー2018)全 15 枚

BMWグループは11月28日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー2018において、次世代のEVコンセプトカー、BMW『ヴィジョンiNEXT』(BMW Vision iNEXT)をワールドプレミアした。

画像:BMW ヴィジョン iNEXT

ヴィジョンiNEXTは、BMWグループが2021年から生産予定の新型EV、『iNEXT』を示唆するコンセプトカーだ。ヴィジョンiNEXTは近い将来の自動モビリティの可能性を追求し、パーソナルモビリティの将来という点でも、BMWグループの戦略的な方向性の象徴となるソリューションを示す1台になるという。

ヴィジョンiNEXTには、BMWの最新のスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)のサイズとプロポーションを採用する。ボディカラーのリキッド・グレーローズ・コッパーは、温かみのある銅から暗めのローズへと変化するのが特徴だ。ひとつにつながれた大型のダブルキドニーグリル、サイドウインドウの象徴的なデザイン、前後とサイドのブルーのアクセントサーフェスは、2017年に発表されたコンセプトカー、BMW『i ヴィジョンダイナミクス』に見られたBMW iのデザイン言語を受け継ぐ。車両のロックを解除すると、アクセントのブルーが輝き、ボディラインを強調する。大型ウインドウやライトなどのガラス面は、シームレスに一体化されている。

フロント中央には大型のダブルキドニーグリルを装着した。このグリルはBMW『i3』同様、閉じられている。EVはエンジンの冷却が必要ないので、キドニーグリルは各種センサーを装着するインテリジェンスパネルとして機能する。グリルの表面には、3Dプリント模様を施す。スリムなヘッドライトはBMW特有の4つ目フェイスを現代的な解釈で表現したもの。フロントウインドウは大型パノラマサンルーフへと続くデザインで、外側からインテリアがよく見えるように設計された。Bピラーのない左右の大型ドアは観音開きで、ドアを開くと、広々とした室内空間が見渡せる。フレーム部分はカーボン仕上げ。ブルーのアクセントストリップは、ヴィジョンiNEXTが電動ドライブであることを示すものだ。スリムなテールライトはリアエンドへ大きく入り込んだデザインとした。ディフューザーは車両の空力特性を最適化する。

ヴィジョンiNEXTでは、ドライバーは「ブースト」モードで自ら運転するか、「イージー」モードで車両に運転を任せるかを選択する。ブーストモードでは、電動ドライブによってダイナミックかつ静かなゼロエミッションの走行が行える。イージーモードでは、ドライバーと同乗者に多彩なアクティビティのための空間を提供する。乗員の希望次第でリラクゼーション、インタラクション、エンターテインメント、コンセントレーションのスペースになるのが特徴で、ヴィジョンiNEXTのインテリアが、乗員にとって新しいお気に入りの場所になるという。

ブーストモードでは、ステアリングホイールとディスプレイがドライバーに向けたレイアウトになる。イージーモードがオンになると、ステアリングホイールが少し後退(車両進行方向で前進)し、よりオープンな空間となる。ディスプレイパネルには運転関連のコンテンツから、乗員が興味のある場所やイベントに関する情報を表示するモードに切り替わる。フロントシートのヘッドレストは、後方に折りたたまれ、前席と後席の乗員が、より効果的にコミュニケーションできるようになる。

ヴィジョン iNEXTには「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」を搭載する。ドライバーは運転中、「ハイ、BMW」と呼びかけることにより、音声アシストが起動し、ドライバーが求めるさまざまな機能や情報に、安全にアクセスできる。

《森脇稔》

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