メルセデス AMG GT R に585馬力の頂点、「プロ」…ロサンゼルスモーターショー2018

サーキットでのパフォーマンスを追求した

AMGサスペンションは細かいセットアップ変更が可能

カーボンファイバー製パーツを採用

0~100km/h加速3.6秒、最高速318km/h

メルセデスAMG GT Rプロ
メルセデスAMG GT Rプロ全 15 枚

サーキットでのパフォーマンスを追求した

メルセデスAMGは11月28日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー2018において、メルセデスAMG『GT R プロ』(Mercedes-AMG GTR PRO)を初公開した。サーキットでのパフォーマンスを追求したメルセデスAMG「GT」シリーズの、新たな頂点に位置づけられる。

画像:メルセデス AMG GT R プロ

GT Rプロは、「GT R」をベースに、レーシングカーの「GT3」と「GT4」のノウハウを導入し、サスペンション、軽量化、エアロダイナミクスなどに、レーシングカーのノウハウが採用された。

AMGサスペンションは細かいセットアップ変更が可能

新設計のAMGサスペンションは、走行するサーキットに応じた細かいセットアップが可能になった。モータースポーツのように、ドライバーはスプリングやダンパーのセッティングを細かく調整できる。ダンパーに付いた調整ダイヤルを操作することによって、セッティングが変更できる。フロントアクスルには、軽量カーボンファイバー製の可変式トーションバーが取り付けられている。リアのトーションバーも可変式で、中空設計として重量を抑える。メルセデスAMG GT RプロメルセデスAMG GT Rプロ

メルセデスAMG GT Rプロでは、球面ベアリングがリアアクスルのウィッシュボーンの上下に装着された。従来のウィッシュボーンベアリングよりも耐摩耗性が高く、遊びがないため、トーインとキャンバーは高負荷状態でも変化しないという。リアアンダーボディのカーボンファイバー製パネルも、高いハンドリング性能に貢献する。この軽量かつ高剛性のパーツが、車体のリアを補強し、ボディシェル剛性を引き上げている。電子制御のダイナミックエンジンマウントとトランスミッションマウントは、レスポンスを高め、明確なフィードバックを得るために、再チューニングされた。

北米と中国を除いて、「トラックパッケージ」を標準装備した。これは、ロールオーバー保護システム、運転席と助手席用の4点式ハーネス、消火器をセットする。ロールオーバー保護システムは、ボルト付きのスチール製ロールケージで、メインロールバー、ハーネスを取り付けるためのブレース、2つの後方ブレース、後方の対角線のXブレースで構成される。北米と中国では、トラックパッケージの代わりにマットカーボンファイバートリムエレメントとトランクブレースが装備される。メルセデスAMG GT RプロメルセデスAMG GT Rプロ

カーボンファイバー製パーツを採用

軽量化に関しては、カーボンファイバー製パーツを採用する。ブラック仕上げのキャリパーが付くセラミックコンパウンドブレーキシステムは標準装備だ。クリアコーティングされたカーボンファイバー製の「AMGバケットシート」または「AMGパフォーマンスシート」も標準装備される。軽量構造の「AMG パフォーマンス」のダブルスポーク鍛造ホイールは、チタングレーで塗装され、リム部分は光沢の仕上げとなる。クリアコートのカーボンファイバー製ディフューザーを含めた「カーボンパッケージ」も選択できる。

エアロダイナミクス面では、フロントリップスポイラーが付くフロントバンパーを専用設計とした。フロントフェンダーのルーバーは、フロントアクスルのリフトの低減に貢献する。リアには、アクティブスポイラーが装備された。アンダーボディについては、フロントバンパー下のアクティブエアロシステム、「AIRPANEL」が下回りの空気の流れを最適化する。メルセデスAMG GT RプロメルセデスAMG GT Rプロ

0~100km/h加速3.6秒、最高速318km/h

メルセデスAMG GT Rプロには、メルセデスAMG GT R譲りの直噴4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載する。このエンジンは、ブースト圧を変更した新しいターボチャージャーの採用をはじめ、吸排気系やエンジンコンピュータなどをチューニングした。この結果、最大出力585hp/6250rpm、最大トルク71.4gm/1900-5500rpmを獲得する。トランスミッションは、7速デュアルクラッチのAMGスピードシフトDCT 7だ。動力性能は、0~100km/h加速3.6秒、最高速318km/hのパフォーマンスを実現している。

《森脇稔》

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