「乗れば違いがすぐにわかった」、ノーマルとコンプリートカーのミニバン比較イベント…Modulo・ModuloX 体感試乗会

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Modulo・ModuloX 体感試乗会
Modulo・ModuloX 体感試乗会全 34 枚

ホンダアクセスは、ツインリンクもてぎにてノーマルのミニバンとコンプリートカーの比較試乗会を開催した。試乗できるのは『フリード』と『ステップワゴン』の2種。それぞれノーマル状態とModuloパーツでチューニングされたコンプリートカーであるModuloXモデルを乗り比べるイベントだ。

なかなか試乗する機会のないコンプリートカーに乗れるとあって、多くの参加者が集まった。

ModuloXモデルは上質を目指したコンプリートカー

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Modulo(モデューロ)はホンダアクセスが1994年にアルミホイールのブランドとして立ち上げたもの。99年にはエアロパーツが追加され、2012年には専用開発されたModuloパーツによるコンプリートカー、ModuloXブランドが立ち上がった。

Moduloはホイール、エアロパーツ、サスペンション、シートなどカスタマイズやチューニングを楽しみたい人のためのオプションパーツのブランドだが、ModuloXは、それらを単に組み込むだけでなく、車種ごとのセッティングを考え、ホンダアクセスの職人が作り込んだコンプリートカーのことを指す。

ModuloXの開発には、ドリフトキングこと土屋圭市氏が開発アドバイザーとして開発段階から深く関わっている。とはいえ、サーキット走行やスポーツ走行に特化したチューニングではなく、めざすのは「同じ車種でも一ランク上の品質」を提供すること。そのため、サスペンションなどの設定は、スポーツ走行向けにガチガチのチューンを施すというより、一般道でも疲れない上質な走りを目指している。

プロレーサーが駆るS660 ModuloXの助手席に

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試乗会には関東圏を中心に多数の応募があり、抽選で選ばれた12組が参加。ミニバンの試乗会なので家族連れが目立った。参加者は、フリードとステップワゴンのノーマル車とModuloXを順番に試乗していく。1組が合計4回、ツインリンクもてぎ周辺の一般道を20分ほど走行する。

途中昼食を挟むが、昼休みにはModuloXの開発アドバイザーである土屋氏の他、「Modulo Racing with DOME」からスーパー耐久シリーズにフル参戦した中野信治選手、「Modulo Drago CORSE」のドライバーとしてスーパーGTを闘いぬいた、道上龍選手、大津弘樹選手らのトークショー、サイン会なども開催された。

1回の試乗が15分から20分とかかる。それだけでたっぷり試乗できるわけだが、参加者を助手席に乗せた『S660 ModuloX』でプロドライバーが特設コースを周回するという特別プログラムも設定された。その他、『ヴェゼル』や『ジェイド』、S660のModulo仕様試乗車も用意された。希望者は待ち時間にこれらを運転することもでき、まさに試乗三昧の1日だった。

同乗者もわかる乗り心地の違い

参加者の声を拾ってみよう。

東京都から5人で参加した家族。普段はルノー『カングー』とアバルト『595』に乗っているという。カングーの調子が悪くなったとのことで、次のクルマを探しているところに、この試乗会の募集があり参加したとのこと。感想はフリードの比較試乗についてだ。

「ハイブリッドカーなのでフリードはノーマルでも十分静かに感じました。ModuloXに乗ってすぐわかったのが、段差や路面の凹凸で乗り心地の違いです。曲がるときの動きも違っていて、ModuloXのほうがより安心感がありました」。

なお、フリードのModuloXは、内装が用品として販売するバーバパパ仕様になっていた。同乗した3歳の息子さんは「(車内が)広かった。バーバパパ、かわいかった」とコメントしてくれた。

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栃木県から参加した3人家族は、「現在、前の型のステップワゴンに乗っていますが、ノーマルと乗り比べができるというので申し込みました。ModuloX自体の試乗もあまり機会がないですが、ノーマルと比較できたのがよかったですね。やはり凹凸でのふわふわ感がない、ワインディングのハンドル修正も少ないなど、ModuloXの違いは乗ればわかりました。同乗していた家内も気がついたといっていました。シートの質感が向上していて、とても座りやすいシートでした。運転していて疲れが少ないと思います」と評価してくれた。

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Modulo流に生まれ変わった2車種の魅力とは?

開発陣は各車種にどのような思いを込めたのだろうか。フリード ModuloXの開発責任者の中条真氏(ホンダアクセス 商品企画部)に聞いた。

「フリードはステップワゴンModuloXの後に出されたモデルです。ステップワゴンのいいとこ取りができていると思います。家族でのドライブや普段遣いでの性能、乗り心地にこだわっている他、インテリアではETC、ドラレコ、大画面モニタなど実用的な装備を中心に、使いやすいクルマを目指しています。ブラックとシルバーの内装は女性にも人気と聞いています」。

奥さんや子供といっしょでも安心して乗れるカスタマイズカーがフリードModuloXだという。

ステップワゴン ModuloXは、開発責任者の小椋栄治氏(ホンダアクセス 商品企画部)が担当。こだわった点は、乗り心地や乗り味の上質感を出すことと、カスタマイズ心をくすぐるようなデザインとのことだ。

「腰高のクルマなので、乗り心地は注意しました。とくに2列目、3列目の同乗者、女性にも気に入ってもらえるようなチューニングを心がけました。それにはフロント、リア、4輪の接地性が重要なのですが、じつは空力ではフロントバンパーによる空気の流れの制御がポイントです。運転が楽しく、出かけたくなるようなクルマに仕上げることができたと思っています」。

その思いは通じたようで、前述参加者の「同乗者が乗り心地の違いを体感した」というコメントがそれを物語っていた。

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■ホンダアクセス Modulo・ModuloXの詳細はこちら

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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