BMWモトラッド、ディパーテッド 発表…次世代ボクサーエンジン搭載のカスタムモデル

BMWモトラッドのディパーテッド(製作:カスタムワークスZON)
BMWモトラッドのディパーテッド(製作:カスタムワークスZON)全 9 枚

BMWの二輪車部門、BMWモトラッドは12月6日、二輪車のカスタムモデル、『ディパーテッド』(BMW Departed)を発表した。

このマシンの特徴は、BMWモトラッドが新開発した次世代ボクサーエンジンのプロトタイプを使用していることだ。BMWモトラッドが、滋賀県の「カスタムワークスZON」に依頼し、次世代ボクサーエンジンを搭載したカスタムモデル、ディパーテッドが完成した。

そのデザインや、左右に広がるシリンダー上部に見えるプッシュロッドカバーのような形状のクロームパーツは、1960年代後半までに製造されたBMWモトラッドのボクサーエンジンを彷彿とさせるものだ。

また、低く構えたシルエットは、1920~1930年にかけてエルネスト・ヘンネが最高速に挑んだ「レコード・ブレイカー」を連想させる。23インチのアルミ削り出しの大径ホイールは、細いタイヤと組み合わせられた。スイングアームとトリペゾイダルフロントホイールフォークは無垢材から削り出されて、隠されたサスペンションによってチューブラースペースフレームにセットされている。

カスタムモデルに搭載されたエンジンは、大排気量となり、補強されたフレーム材によってエンジンに吊り下げられている。燃料タンクやシートなどは、板金加工によって製作された。このエンジンには、大型で近代的な空油冷方式が採用されている。

なおBMWモトラッドは、この次世代ボクサーエンジンを搭載するモデルについて、その詳細を発表する予定はない、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
  5. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る