三菱電機、「気が利く自然なHMI技術」を開発 AI技術で安全・快適な運転を支援

「気が利く通知」のイメージ
「気が利く通知」のイメージ全 1 枚

三菱電機は1月22日、同社AI技術「Maisart(マイサート)」を活用して、自動車の運転を支援する「気が利く自然なHMI技術」を開発したと発表した。

気が利く自然なHMI技術では、運転者の顔の向きを認識して見ていない方向の危険を知らせる「気が利く通知」と、常に運転者の音声を認識してカーナビと会話するような感覚で運転経路を確認できる「自然なナビゲート」を組み合わせ、安全で快適な運転の実現を目指す。

気が利く通知では、自動車先端のフロントカメラの画像から、車両や歩行者などを認識。DMS(Driver Monitoring System)が運転者の顔の向きを認識し、見ていない方向に見落としの危険がある場合は、警告音とディスプレー表示で注意喚起する。

自然なナビゲートでは、複数のマイク素子が並ぶアレーマイクにより、運転者の音声を高精度に収集するで運転者の位置を特定するとともに、運転者の口の開きを認識し、発話の有無を検知。発話ボタンやトリガーワードの発話を不要とし、経路に関する発話を抽出する音声処理により、運転経路をカーナビと会話する感覚で確認できる。

三菱電機では今後、想定される多種多様な危険や事故に応じた通知や、経路案内の対話内容の検討などを進め、気が利く自然なHMI技術の2021年以降の実用化を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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