路面の雪をAIで認識、道路管理…ウェザーニューズが支援システムを開発 世界初

入力画像
入力画像全 3 枚

ウェザーニューズは2月8日、定点カメラの映像/画像から路面の雪を自動認識する世界初の「AI道路管理支援システム」のプロトタイプを開発したと発表した。

現在、雪氷作業は主に気象予報と定点カメラや巡回による目視によって判断しているが、数十か所におよぶモニタ画面を人の目で確認するには限界がある。雪質の変化をいち早く察知するには、システム面からの支援が必要となるが、画像解析やAIの導入は進んでいない状況だ。

AIについては、人・顔・車などを認識するモデルはあるものの、雪の状態や路面の状況を詳細に認識できるモデルは存在していなかった。また、従来の画像処理手法は、カメラのアングルや明るさの変化に対応できず、道路の監視業務には不向きとなっている。

新システムは、積雪・圧雪・シャーベット・乾燥などの画像データ上の特徴の微妙な違いをAIが機械学習し、これらが混在する複雑な路面状態をリアルタイムに認識。従来の画像解析では判別が難しい、夜間に吹雪の中を車が走行している状況でも路面状態を正確に把握できる。

ウェザーニューズでは今後、定点カメラの映像/画像だけでなく、全国のウェザーリポーターから寄せられる路面状態の映像/画像、コメントも取り入れるなど開発を進め、今夏の実用化を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  5. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る