VWの次世代EV『ID.』、スマートフォンのような自動車に…常時ネット接続

フォルクスワーゲン ID.の開発プロトタイプ
フォルクスワーゲン ID.の開発プロトタイプ全 8 枚

フォルクスワーゲンは2月13日、ドイツで次世代EVの『ID.』(Volkswagen ID.)の販売関係者向けの内覧会を開催し、「ID.がスマートフォンのような自動車になる」と発表した。

フォルクスワーゲンが電動化攻勢の中心に据えるのが、「ID.」ファミリーだ。最初の市販モデルとして、『ゴルフ』セグメントに属するコンパクトEVのID.を2020年に発売する予定。これに続いて、SUVセグメントには『ID. CROZZ』を投入する計画で、さらにMPVの『ID. BUZZ』を順次、市場に導入していく。

ID.には、「MEB」(モジュラー エレクトリック ドライブ マトリックス)車台を使う。モーターがギアボックスとともにリアアクスルに組み込まれ、バッテリーが他のコンポーネントと共に車両のフロア下に効率よく搭載される。モーターからリアアクスルへのパワーの伝達は、1速ギアボックスを介して行われる。WLTP基準による航続は、330~550km。出力125kWhの急速充電システムを利用すると、30 分以内にバッテリー容量の80%を充電できる。

フォルクスワーゲンは今回、「ID.がスマートフォンのような自動車になる」と発表した。スマートフォンと同様に、ID.を購入するすべての顧客は、独自のユーザーIDを作成する。これにより、多くの新しい機能にアクセスできるようになる。

車両は常時、インターネットに接続されている。スマートフォンのように、定期的なアップデートを受けるため、ソフトウェアは常に最新のものになる。追加アプリケーションのためのソフトウェアのアップグレードも、いつでも可能、としている。

《森脇稔》

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