西武の特急10000系『ニューレッドアロー』も見た、触った[詳細画像]

001系Laview(ラビュー。向かって左)と10000系ニューレッドアロー
001系Laview(ラビュー。向かって左)と10000系ニューレッドアロー全 15 枚

西武鉄道に3月16日、新型特急車両001系『Laview』(ラビュー)が登場する。現在運行している10000系『ニューレッドアロー』から、25年ぶりに登場する新型特急車だ。2月14日のメディア向け内覧会では001系と10000系との並びも見られた。

【画像全15枚】

西武初の座席指定制有料列車専用車両は、1969年の西武秩父線開業と同時に特急「ちちぶ」用として作られた5000系車両。『レッドアロー』の愛称で呼ばれ、1970年度の鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。10000系の登場で数を減らし、1995年に引退した。

初代特急5000系レッドアロー号に替わって、1993年に登場した特急車両が10000系ニューレッドアローだ。「ゆとりとやすらぎの空間」をコンセプトに、ゆったりとしたシートピッチ、車いすでの利用を配慮したシートやトイレを装備した。新宿線では「小江戸」として、池袋線・西武秩父線では「むさし」「ちちぶ」として現在も利用されている。

ちなみに、10000系ニューレッドアローのトイレは7両編成中1号車と7号車に設置され、1号車が車いす対応だ。001系Laviewのトイレは8両編成中1号車と5号車。5号車に3室を集約して待ち時間を減らし、1号車を同じく車いす対応とした。1号車に車いす対応設備を用意するのは、駅の設備・構造のつごうで、車いすのホームでの移動が難しい駅があるからだ。

001系Laview内覧会に据え付けられた10000系は、5000系の塗装を模した「レッドアロークラシック」編成だった。3世代の特急車両が並んだと言えなくもない。10000系ニューレッドアローは登場から25年、床下機器の一部は当時の在来車両から流用したものもあり、それらの経年は45年になる。001系Laviewは、2019年度末までに7編成56両が池袋線 ・西武秩父線に順次投入され、10000系ニューレッドアローを置き換える計画だ。新宿線への導入については未定。
西武の新型特急001系『Laview』---見たことのない車両[詳細画像]

《高木啓》

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