自動車の停止時・低速走行時の騒音測定方法、JISで制定---電動車時代に対応

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経済産業省は2月20日、停止時・低速走行時の自動車騒音測定方法のJISを制定すると発表した。

これまで、電気自動車(EV)やハイブリッド自動車(HV)などの電動車の場合、低速走行時などに発する音量が小さいため、停止車両の存在や車両の接近に歩行者が気付きにくいことが課題となっていた。この対策として車両の停止時や、20km/h以下の低速走行時、電動車が発する音の大きさを一定以上にすることが、国内外で義務付けられている。

国内の関係者が、電動車が発する音の測定方法を正確に理解して、より正しく測定を実施するため、今回、停止時・低速走行時の電動車が発する音量の測定方法を「JIS D1048」として制定した。

屋内での電動車での騒音測定で、測定時の暗騒音の影響が安定して小さくなるよう車両中心とマイクロホンの距離を2mに規定した。無響室での騒音測定では、試験設備が満たすべき性能要件をISO26101の確認方法に基づいて規定し、屋外と等価な試験ができることとした。

今回のJISによって電動車が停止時・低速走行時に発生する音の正しい評価が可能となり、歩行者にとって安全な電動車の開発が見込まれるという。

《レスポンス編集部》

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