ベントレー コンチネンタルGT 新型に635馬力のオープン、ジュネーブモーターショー2019で発表へ

コンセプトカーのモチーフを取り入れたグラマラスなデザイン

ウッドパネルが回転してベントレー史上最大の12.3インチタッチスクリーンが出現

ベンテイガ譲りのW12ツインターボ搭載。0~100km/h加速3.8秒、最高速333km/h

ベントレー・コンチネンタルGTコンバーチブル 新型
ベントレー・コンチネンタルGTコンバーチブル 新型全 19 枚

ベントレーは、スイスで3月5日に開幕するジュネーブモーターショー2019において、新型『コンチネンタルGTコンバーチブル』(Bentley Continental GT Convertible)を初公開すると発表した。

コンセプトカーのモチーフを取り入れたグラマラスなデザイン

同車は、2017年秋に発表された新型『コンチネンタルGT』のオープンバージョンだ。ベントレーはジュネーブモーターショー2015において、2ドアクーペのコンセプトカー、『EXP10スピード6』を初公開した。新型コンチネンタルGTコンバーチブルには、フロントマスクなどにこのコンセプトカーのモチーフを採用し、ボディ全体もグラマラスなラインとした。

新型コンチネンタルGTコンバーチブルではルーフにソフトトップを採用した。開閉にかかる時間は19秒で、50km/h以下なら走行中でも開閉できる。ソフトトップにはツイード仕上げをはじめ、7種類のファブリックカラーを用意している。オープン走行時に、首回りの快適性を高めるネックウォーマーを装備、シート、ステアリングホイール、アームレストにも、ヒーター機能が付く。

ウッドパネルが回転してベントレー史上最大の12.3インチタッチスクリーンが出現

新型コンチネンタルGTコンバーチブルのセンターコンソールには、「ベントレー・ローテーションディスプレイ」が装備されている。エンジンを始動するとセンターコンソールのウッドパネルが回転して、ベントレー史上最大の12.3インチタッチスクリーンが現れる。このスクリーンは近接センサーが内蔵されており、指を近づけるとセンサーがそれを感知し、該当するアイコンがハイライト表示される。
ベントレー・コンチネンタルGTコンバーチブル 新型ベントレー・コンチネンタルGTコンバーチブル 新型
ローテーションディスプレイの3つ目の面にはアナログメーターが3つ、外気温とコンパスとクロノメーターが設けられている。ローテーションディスプレイは、伝統のデザインを革新的に生まれ変わらせる手法だ。

新型コンチネンタルGTコンバーチブルには、最新の先進運転支援システム(ADAS)を採用する。LEDマトリクスビームヘッドランプは、マニュアル操作なしでメインビームを点灯させたまま走行できる。ライトは対向車のドライバーが眩しく感じることがないよう自動で調整され、高速道路、市街地や郊外に合わせて最適な状態を維持する。
ベントレー・コンチネンタルGTコンバーチブル 新型ベントレー・コンチネンタルGTコンバーチブル 新型
オプションの「ナイトビジョンカメラ」は、明かりの少ない環境でも障害物を認識し安全性を高める。アダプティブクルーズコントロールは先行車に追従して自車の速度を制御する。レーダーセンサーで前方をモニターし、ドライバーが設定した速度を維持する。先行車が減速すると、自車も減速し、状況に応じて停止。先行車が発進すると、自車も発進し、設定速度まで加速する。すべて自動で行われ、ドライバーはペダル操作から解放される。

ベンテイガ譲りのW12ツインターボ搭載。0~100km/h加速3.8秒、最高速333km/h

パワートレインは、SUVの『ベンテイガ』譲りの新世代6.0リットルW12気筒ガソリンツインターボエンジンだ。最大出力は635ps、最大トルクは91.8kgmを発生する。トランスミッションは8速デュアルクラッチ、駆動方式は4WD。新型コンチネンタルGTコンバーチブルは、0~100km/h加速3.8秒、最高速333km/hの性能を実現する。

アダプティブシャシーには、48Vの「ダイナミックライドシステム」を採用した。路面状況を問わず、乗り心地やハンドリングを引き上げる。新システムでは、横方向のロールを制御することで、乗員への不快な挙動を抑えている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. クラシックな雰囲気が人気! ダムドの『ハイゼット/アトレー』向けカスタムボディキットに新作アイテム3点が登場
  5. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る