国土交通省は、シートベルトなどに関する道路運送車両の保安基準の細目を定める告示を一部改正する。
国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム（WP29）第176回会合で「座席ベルトに関する協定規則（第16号）」、「座席及び頭部後傾抑止装置に係る協定規則（第17号）」などの改訂が採択されたのに対応する。
具体的には、自動車の前部保護用エアバッグを装着した着席位置に表示するチャイルドシートを後向きに備えることについて絵や文字を使った危険性の警告に関し、原則として規定された内容以外の表示を禁止する。
また、自動車の前面衝突時、荷物の移動から乗員を保護する試験で、シートベルト構成部品を取り付けた状態で試験し、試験後にシートベルト関連部品に損傷がある場合、機能を確認することとする。
2020年9月の新型車から適用する。
一般の意見を聞いた上で2019年5月下旬に公布・施行する。